3000円で写真売りますイベント

横木さんからグループ展開催中に電話があった。「これから見に行くよ。五味君も一緒」

横木安良夫五味彬。80年代のスター写真家だ。フリーなりたての頃『shinc』という五味さんが出していた写真雑誌をため息をつきながら見ていた。「こんなかっこいい写真が撮れたら…」

勝手に眼光鋭い触ったらケガするぜ的な人を想像していたら、名刺交換の時にカバンの中身をぶちまけてしまうなんだか可愛い人だった。

この人、女性にモテル。やっぱり女性を撮る人はモテル素養をたくまずして持っているものだ。

横木さんがチラシを手に『渡部くん、こういうのやるから出て』
http://www.alao.co.jp/shinc.html

「ああ、もう、だめだって。ギャラリーに怒られるよ。3000円ってどこから出てきた値段なの。勘弁して」

横木さんは聞いちゃいない。「安珠も出るし田島君も出る。だから渡部くんも出ろ」

多分皆も断れなかったんだろう。横木×五味の誘いを断れる同年代はいない。

一般参加者100人を目指しているそうです。アツイ現役写真家もたくさん出展するそうです。せっかくのチャンス。混じってみてはいかがでしょうか。

「来たバスに乗れ」です。

さて困ったのは何を出せばいいんだ?きちんとギャラリーで値段がついている作品を3000円で売るわけにはいかない。

インクジェットか?内容はどうする?

グループ展が終わり、次の難題が待っている。