韓国から帰っても韓国料理を食べている。

「快気内祝」という不思議なタイトルの写真展に行く。

生きるか死ねかという状況で、客観的にセルフタイマーを使って撮っている。自然に撮られたものではなくて、すべてに意識が介在しているわけだ。

写真はカメラが撮るものだけど、不思議なくらい写してが出る。まるで心理テストのようだ。あっけらかんと入院生活を話す彼女を見ていると病のことを俯瞰で見ているのがわかる。

それもこれも生きているから言えるわけで、写真を撮るものは長生きしないといけない。

藤田めぐみ写真展「快気内祝」

2008年6月25日(水)〜6月30日(月)
OPEN 11:00〜19:00(最終日17:00まで)
GELLERY「1530064」
東京都目黒区下目黒1-1-10

ここのギャラリーは初めてだが穴場だ。借りて見たい気にさせる。

新宿コニカミノルタではフォトプレミオ関係の展示をやっている。

清家政人のカラー、下平竜矢のモノクロ、フォトプレミオ年度賞と今回はA、B、Cすべてのブースが見ごたえあった。珍しい。

下平竜矢の作品はニエプス時代に2回見ていて、その時は不思議なトーンのプリントをする人だなあと思っていたのだが、今回は極めて正当なモノクロプリントを仕上げていた。

このプリントがものすごくいい。祭りを撮っているのだが、その面白さだけに引っ張られないで対象をまっすぐ見ている。28歳と聞くと驚いてしまう。

清家政人はホルガを使ったカラー作品だ。でもよくある淡い写真ではなくてちょっとヒリヒリする。偶然写ったであろう多重露光の1枚が面白ろかった。

年度賞の展示は大賞よりも特別賞の朝海陽子が面白い。作品を見て海外でも通用する力を感じる。プロフィールを見てアメリカで写真を学んだことがわかり納得。

ペンタックス645Nの修理メンテナンスが出来上がったので新宿西口センタービルまで引き取りに行く。

確認のためテスト用のフィルムを通してシャッターを切ったら16枚撮りなのに22枚までカウンターが進む。

これはおかしいということで再点検になった。ところが土曜日にはイタリアに出発になるため間に合わず、代替え機を貸してもらうことになった。

おまけにワイドズームも借りることができた。35ミリレンズ換算で18−35ミリくらいだ。ワイドは45ミリだけだったので助かる。

結局持っていくカメラはフィルムもデジタルもすべて借り物。メンテナンスが整っているのは安心できる。