いつもお願いしている鍼灸の先生に事務所に来てもらい体のメンテナンス。韓国行きの時より状態はいいそうで一安心。
お灸くさくなった事務所で雑誌の特集の打ち合わせと、続けて別雑誌の取材を受ける。
これは写真の話ではなくて映画「クライマーズハイ」特集のインタビューだった。当時現場にいた新聞記者から話を聞いているのだという。
「旅するカメラ2」に書いたが、僕も現場いに行ったひとり。その後の人生に少なからぬ影響を与えている。
ずっとその話はしていなかったのだが、事故から15年以上たって記憶が薄れてきているのを感じ書き留めたのだった。
忘れてしまえばそのことは「なかった」ことになってしまう。
夜、イタリア行きの機材のパッキング。カメラバックに必要機材を詰めただけで軽く重量20kgオーバー。あわてて航空会社のサイトで手荷物の重量制限を確認する。
するとJALは10キロまでだがBAは25キロまでOKのようだ。
とはいえその重さでは持ち上がるわけもなく、機材を取り出してひとつひとつ重さを測ってみた。ひとつひとつは500グラムくらいで大したことはないのだが、あれも必要これも必要と入れていくととんでもない重さになる。そのほかに10日分の着替えもいる。
パソコンは諦めた。フィルムは100本。645のセットにオリンパスE-3.でもやっぱり510でいいかなあ。予備機はローライとGRD2。
後悔するのはいやだし、かといって体を壊してはもともこもないし…
結局前夜まで荷づくりは続きそうだ。