豚肉とキャベツの味噌いため、シュウマイ

撮影の帰りに目黒のコスモスインターナショナルによってパリへ作品を運ぶための箱を買いに行く。

11×14インチのマットが入る箱を3箱。「da・gasita」「東京」「島」のシリーズのオリジナルを持っていくつもりだ。

アルルでレビューを受けたギャラリーにメールで打診をしているところだ。せっかくの機会だから見てもらおうと思う。

アルルでは写真集しか持っていかなかったため今回はプリントを持っていく。

3箱かって2万円ちょっと。1箱7千円かあ。

ギャラリーではピンホールのグループ展をやっていた。参加者の中に東川フォトフェスタでお世話になった渡辺 信夫さんがいた。

フォトフェスタの最後に撮った記念写真がある。その端に僕も写っているはずだが、ものすごいフレアーで判別は難しい。

だがそのフレアーが光そのものを感じさせていて面白いのだ。

他の作品もピンホールを使う理由がはっきりしている。その中で男女が事を「いたしている」最中を終わるまで露光している作品があった。杉本博の「劇場」を思い出して笑ってしまった。

黒胡麻坦々麺を食べた後アートフォトサイトギャラリーへ清家冨男「ZOE」を見に行く。清家さんがインクジェットを使って出力していることで話題になっているものだ。

「あの清家冨男が…」と驚いたが、見た人の反応はすこぶるいい。銀塩プリントだと20万円から40万円とさすがに手が出ないがインクジェットなら5万円だ。十分買える値段。

でもインクジェットじゃあ、と見る前は思っていたが、展示を見て気が変わった。これは魅力ある。5万円の価値は十分ある。

残念ながらパリ行きで逆さに降っても何も出てこない状態なので見送ったが、清家冨男が自分のものになるなら時間をおいて考えようと思っている。

清家冨男がインクジェットプリントをやるということは、2007年を境にプリントの世界が変わったということと考えてもいい。

そのくらいのことなのだ。