上海2

前回2001年に行ったときに一番衝撃を受けたのが「上海は料理がおいしくない」ということだった。

ロケのコーディネーターが「上海で一番有名で賑わっている高級店」と言って連れて行ってくれたにも関わらず、料理は甘くて、油っぽくて、胃にもたれるものだった。2日目も別のお店に行ったにも関わらず同じ味。

今回もそうなるのではないかと危惧していたが、海原さんが言うには「それは上海の昔ながらの味付け。今の人はもっとあっさりしたものが好み」たしかに今回連れていってくれたお店はおいしいものばかりだった。

2日目、昼はショウロンポウを中心にした点心。アヒルの血をゼリーにしたスープは初めての味。夜の湖南料理は日本人にぴったりのピリ辛味。野菜が全ておいしい。油で揚げたスペアリブは香ばしくていくらでも入る。

3日目、
朝は町に出て露天の焼き饅頭を食べる。言葉がまったく通じないので身振り手振り。昼は海原さんが10年来通っている食堂。チャーハンがおいしくて食べ過ぎてしまう。夜はすっぽんスープのキノコ鍋。これはもはや薬膳だ。食べれば食べるほど体がきれいになる気がする。

上海、おいしいではないか(笑)

「どこか行きたい所ある?」という質問には当然「おもしろそうなカメラ屋」とニヤリ。ホテルから歩いて10分にあった、ビルひとつが全部カメラショップという夢のような場所に連れて行ってもらう。今年になってカメラショップ、プロ機材屋、中古カメラ屋の各店がひとつのビルに集まってきたというのだ。