お土産は人形町の和菓子

早いものでもう2月号の『日本カメラ』コンテストの審査の日だ。

編集部に行く前にヴィジュアルアーツギャラリーに立ち寄る。

本年度のヴィジュアルアーツアワード受賞者、劉 敏史(ゆう・みんさ) 写真展 「果実」をやっている。http://www.tva.ac.jp/gallery/index.html#gallery

美しい写真だから見にいったほうがいい、と言われていた。この写真展を見ると人間の造りってきれいだなと感じる。ダイエットとかシェイプアップとか小賢しいことに思えてくる。

前年度の受賞者の展示も楽しめる。面白いのはエリックは写真集よりプリントのほうが、藤岡亜弥はプリントより写真集がいい。劉 敏史は断然オリジナルプリントがいい。

満足の時間が過ごせた。

いい気持ちのまま編集部へ。今回も2000を越す応募があった。小山が4つ、目の前に立ちはだかる。

2回目で慣れたはずだと思っていたが、結局前回より時間がかかった。休み無しで5時間半。一度全部見たものの、気になってもう一度山をひっくり返す。

短時間に大量の写真を見続けると麻痺した状態になる。そんな時に「おお!」と感じさせてくれる作品があると感謝したくなる。

写真の良し悪しの判断はできかねるが、プリントの良し悪しの判断はできる。丁寧なプリントはそれだけで人の気持ちを動かすことができる。