はちみつロック、という名の梅酒。

審査を終えたら次はコンテストの講評を書かなければならない。

見るのはこれほど楽しいことはないが、それにコメントをつけるのは毎回苦労する。

基本は、なぜこの写真を選んだのか、ということをコメントとして書く。

金賞を選ぶ基準はといえば、上手い下手より「すげなあ、こんなの撮れない」につきる。

半日かけて書き上げたところで新宿へ。今日は竹下太郎写真展の初日。コニカミノルタフォトプラザが若手写真家を発掘するためのアワード、フォトプレミオ受賞展だ。
http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2007october/gallery_b_071023.html

彼はフィリピンの島を舞台に作品を作っている。僕が南の島のシリーズで撮ったカオハガン島も入っている。

タイトルは「望郷」20歳の年齢で感じる望郷の意味は作者コメントにある。

正方形の画面のモノクロ写真。新しさはないが、いつまでたっても古くはならない写真だと思う。

今回のコニカミノルタプラザは3ブースともモノクロ。ギャラリーAの平松伸吾もよかった。どこか醒めた熱さを感じる写真だ。http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2007october/gallery_a_071023.html

ギャラリーCは長野重一。あきれるくらい凄いプリントだ。AとBが「まだまだ子供だね」と思えてしまうほど。

閉館後、10人ほどで竹下太郎の祝賀会。僕が竹下太郎くらいのプリントを作れるようになったのは35歳くらいだったなと飲みながら思う。