お雑煮。

世田谷のスタジオ109であるタレントの撮影。キャンペーン前なので秘密。

僕の仕事は雑誌用の撮影なのだが、ムービーは瀧本幹也が回していた。撮影風景を見れてちょっと感動。

いつものように時間はないけどカット数は多いという撮影だったので打ち合わせはしっかりしておいた。後はデジカメを使い、液晶テレビをモニター代わりにすることで時間短縮を図ることにする。

ライティングは白バック用に6灯、天井からシャ幕越しに9灯、メインに1灯。アングルを変えても大丈夫なようにしておく。

本番は20枚ほど撮影してモニターチェック、また20枚撮影して1カット終了、という流れだった。この方法だとあっという間に撮影が終わる。

今まで一々露出を計ってポラを切って確認したら本番撮影に入ってロールチェンジの時にまたポラを切って続けて撮影、最後にまたポラを切って確認。ポラの現像時間に最低でも1分かかる。この1分が長い。

撮影時間にしてデジタルの3倍はかかる。今まで1カット30分で計算していたが、それが半分以下で済むようになった。1時間半で9カット撮影終了。フィルムなら考えられない。

時間ができたため後日予定していたインタビューもスタジオ内でできてしまった。

ある漫画で「職人」と「プロ」の違いはなにか?ということをやっていた。「自分の仕事」に一切妥協しないのが職人なら、妥協点を探りながら「仕事」をするのがプロ。時間とお金は無限ではない。仕事をするなら妥協点をどこに置くかが大事になる。

料理人の漫画だったが、それを見ていてデジカメでの仕事のことを考えていた。