キムチチャーハン、ウィンナーのスープ。

土曜日はワークショップでポートレート実習の日だった。新宿都庁近辺で行うのだが、この時期は体が冷えてくるので、一通り終えると都庁展望台へと避難した。

曇り空なのに遠くまで霞むことなく見える不思議な天気だった。影がまったくない、全てが均質に見える。

展望台では書の展示が行われていた。養護学校生徒の作品だった。始めは知らずに見ていたが、これが味わいのあるいい書なのだ。

特に気に入ったのは「ウクレレ」。書を書こうとしたときに「ウクレレ」は思いつかない。しんなりした、かすれ気味の筆の運びがウクレレなのだ。

その後、エプサイトの水越武展を見て新中野のギャラリー冬青へ。萩原義弘 写真展 「 SNOWY」をやっている。

写真集で見た雪の描写が気になっていた。オリジナルプリントのクオリティは間違いなく世界レベル。雪が雪として写っている。雪って暖かいのだ。その感じが出ている。

でも面白かったのは僕の考える雪とアプローチが違うのだ。僕は白の中の白を、萩原さんは黒を基調にした白を出している。

残念ながら作者がいなかったので雪の考え方は聞けなかった。1ヶ月の展示なのでもう一度見て見たいと思う。

日曜日はトラブルデーだった。色んなことがおきた。プリンターの不調、トイレの逆流、コーヒーサーバーが溢れ、極めつけは借りていた集会場のホワイトボードに油性ペンで書き込んでしまったのだ。それもボード一杯に。

借りるときに「くれぐれもホワイトボードに油性ペンで書かないようにしてください。以前そのようなかたがいて大変問題になりました」ときつきつく言われていたのだ。

ホワイトボードの弁償か?いったいいくらだ?とにかく消してみようということでテレピン油やらシンナーを買い込んできてこすってみた。なかなか落ちない。でもしつこくやっているうちに段々消えてきた。40分後、ボードは元の白さになった。やれやれ。

原因は、黒の油性ペンのデザインが、赤のボード用マーカーとまったく同一のデザインだったのだ。確認のミスは否めないが、インターフェイスの問題でもある。