新宿高島屋の上「赤坂ふさぬき」で鰻

今年はちゃんと寒い。と思っていたら朝から雪がちらつきだした。

妻と大江戸線を使って新宿へ。昨日から始まっている写真展を見にいってきた。

杉山 次郎太 写真展 [王のいた村] Kazimierz Doly
日程:2月5日(水)〜13日(火)
時間:10:30〜19:00(最終日は15:00まで)
会場:コニカミノルタプラザ(新宿高野ビル4F)
住所:新宿区新宿3−26−11
Tel :03−3225−5001
http://konicaminolta.jp/plaza/schedule/2008february/gallery_a_080205.html

[王のいた村] というタイトルにひかれた。ヨーロッパのはずれの小さな村。写真を見ていると昨年行ったアルルにとても様子が似ている。教会がある広場を中心に広がる石畳の街並み。

取材するのではなく、感じた部分を写真にしている。頭でなくて反射的に脊髄で撮ったかのような。その素材を暗室で新しく煮詰めなおす作業。とてもいいモノクロプリントだ。

旅を撮るということにおいて共感を感じるものがある。DMになっている花を持った女性の写真が一番好きだった。

彼はNewマミヤ6を使って撮ったようだ。あのカメラは短時間で大量に、しかもクオリティの高い写真が撮れる、旅写真に一番適しているカメラだ。でもその分すべてがNewマミヤ6の写真になってしまう気がする。

手に入れては入れ込んで、そしてすぐに手放し、またしばらくすると欲しくなる麻薬のようなカメラだ。

Newマミヤ6を手放したものは6×7のサイズを必ずといっていいほど買う。これはお決まりのようなものだ。どうも彼もその口のようだ。

アメリカのカメラショーPMAでフジが蛇腹式の折りたたみコンパクト6×7サイズカメラを発表した。http://clubcapa.cocolog-nifty.com/toredore/2008/02/gf670_98eb.html

645じゃないところがすごい。マミヤ7じゃ大きくて、マキナじゃ信頼性にかける、物凄くピンポイントな隙間をついたカメラだ。

是非年内販売をしてもらいたい。フジフィルムがフィルム会社として生き残っていくには、魅力的なフィルムカメラの存在が絶対に必要なはずだ。