「NFTとアート」

朝 きつねうどん、茹で卵

夜 寿司、ガーリックシュリンプ、蟹、イカ、その他諸々

2021年、アート界に最も影響を与えたキーワードとして選ばれたのは「NFT」だった。ビープルというアーティストの作品が75億円で落札されたことで火がついた。今日はTIP主催の「NFTとアート」のトークイベントにゲストで呼ばれた。2021年は突然のようにNFTが注目されたが 、「2B Channnel」では、2019年にインフォバーンCEOの小林弘人さんに来ていただき、ブロックチェーンとアートの関係性を教えてもらっていた。その後の動向についてはずっと注目していた。

NFTとはデジタルデータをブロックチェーンと紐付けてそのデータの所有を明確にするもの。コピーガードと誤解している人がいるが、その機能はない。マーケットに出品されたものを右クリックで簡単にコピーできてしまう。なぜ今NFTアートが注目されているのかは、メタバース(仮想世界)の世界の到来と関係している。簡単にコピーできるものになぜみんなお金を払って所有しようとするのかということについては、今回のトークイベントがいずれ配信されるので、ぜひ視聴して下さい。

今のNFTはtwitterが始まった頃の状態と似ていて、好き嫌いは別にしてNFTもいずれインフラの一部となるはず。それをどのように使うかは個人の価値観になる。ただ食わず嫌いは勿体無いということを話して会は終わった。

<2007年1月9日の日記から>

冷凍餃子、叉焼の炒め物。

日曜日に元アシWから電話が入った。「今八丈島にいるんですけど低気圧の強風のため2日間便が欠航になってしまって。すいません、月曜日の撮影代わってもらえませんか」
ということで、仕事始めは元アシからいただくことになった。食品メーカーパンフレットの表紙撮影。岩崎宏美だった。
火曜日は撮影の後、フォトテクニック誌の審査。日本カメラの時は5時間くらいかかったが、1時間で済んだ。やっぱり1位の作品は面白い。予想外に早く終わったので「ギャラリールーニィ」へ。浜田共美写真展「夜を往く」を見に行く。タイトルがいい。彼女は、僕のワークショップ参加者で、なんと札幌から2ヶ月、毎週江古田に通ってきてくれた人だ。その後グループ展を重ね、ついに始めての個展にこぎつけた。彼女は夜にこだわる。しかし闇ではなく光を撮っているように見える。面白いのはピントがハイライトに合っていなくて、シャドーに合っているのだ。通常ピントはハイライトに合わせるものだ。そこをあえてシャドーに合わせることでハイライトが柔らかく滲む。それが写真の魅力になっている。それと、全ての写真の露出の設定はひとつだけだ。ローライ2.8Fに感度400のポジフィルムを使い、絞り開放2.8でシャッタースピードは8分の1秒。増感とかまったくしていない。たったひとつの設定で撮られているから暗い所は暗く、明るい所は明るく写っている。それゆえ闇の中の光が見えてくるのだ。その潔さが彼女らしいといえる。お向かいのニエプスでは村上仁一写真展「続・雲隠れ温泉行き」をやっている。これもタイトルがそそる。何度か彼の写真展を見ているが、段々凄くなっていく。是非広い会場でまとめて見てみたい。