バロメータ

朝 リンゴ、柿

昼 鍋焼きうどんフォー

夜 キムチ鍋

友人が「渡部さんの家にはよく行くけど、高円寺とかでご飯を食べたりプラプラしたことがない」というので、高円寺駅前のベトナム料理店「チョップスティック」でランチをした。ここは元々大きな倉庫だったそうで、そこにいくつかの飲食店が入っている。古い建物なので昭和感が満載。アジアの屋台っぽくて、数あるお店の中でもこの店はおすすめ。昼でも夜でも美味しい。鍋焼きフォーを食べたあとは、北口駅前の「Yonchome cafe」でお茶。初めて高円寺に来た人を連れていく時は大体このふたつ。

僕はその後、友人と分かれて中野の「フジヤカメラ」の動画館に行くも写真研修のためお休みだった。翌日の撮影のために欲しいものがあったのに。画像を収録できる外部モニターを買おうと思ったのだが、5インチと7インチで悩んでいる。サイズはネットじゃなくてお店の方がわかりやすい。しょうがないので、2階の備品を売っているところでザハトラーの三脚を物色。思ったよりかなり安い。50万円くらいするのかと思ったら10万円台だった。グラっとくるが家には三脚が5本以上ある。買いたい衝動を抑えるために三脚に取り付けるプレートを購入。

中野から新宿の「北村写真機店」へ。地下がAppple製品の修理受付所になっている。Airpodsの充電ができないので修理依頼。最近電化製品が次々と壊れて、あちこち修理に出している。今出しているものだけで3個もある。ここはカメラパラダイス。新製品、中古合わせておそらく日本一の量がある。キヤノンEOSR3やソニーα1も置いてあった。AFや連写の性能が今持っている自分のハッセル、パナソニックやシグマと格段に違って笑えるくらい。でもあんまり欲しくはならない。

北村に来るといつも触ってしまうのがライカ。特に一眼レフの「SL2s」。今使っているパナソニック「S5」とスペックはほぼ同じレンズマウント共通の兄弟機なのにものが全然違う。

一時はカメラが欲しいという気持ちが消えかかっていたけど、最近は欲しいカメラが出てきた。カメラが欲しいかどうかで精神状態がわかるっていうのは便利だな。僕にとっての健康は、ご飯が美味しくてカメラがほしくなること。

<2018年12月27日の日記から>

2018年もあと4日 今日は大掃除今年も1年振り返ってみる。しばらく前からやっているから20年もたつと面白いかな。

<1月>ギャラリー冬青『2Bとマンデリン そして僕はこの町を離れる』。毎日規則正しく出勤。冬青企画の「写真家の本棚」で本を見せるのって恥ずかしい。タイトルにある「マンデリン」はずっと通っている「プアハウス」で飲むコーヒーのことだ。

<2月>写真展終了翌週に米沢へ。モノクロで撮っていたのだが、たまたま撮った車窓の動画を見て「これは、、、」と思う。ワークショップ2B58期が終了。最後のプリントが済むと暗室解体を始める。ほぼすべての引き伸ばし機や備品を放出。

<3月>2Bさよならパーティ。15年の幕を閉じる。26日の57歳の誕生日をもってスタービルを出る。ウクレレを始める。香港アートブックフェア。完売伝説続く。アートバーゼルやガゴシアンなどのトップギャラリーを見て回る。

<4月>ワークショップHが始まる。2Bロスはなし。やる気満々。ネコが2匹やってくる。雨太郎と月子と名付ける。

<5月>屋久島合宿ワークショップ。3日間朝から晩まで写真漬け。体を整えようと、リハビリ外来へ。先生に体を診てもらったら「生活に支障がでるくらいの筋力不足」と診断される。

<6月>張り切ってジム通いをしたら右肩に激痛が走り、動かなくなってしまった。緊急措置でステロイドを注射。フジコヘミングのコンサートに行く。

<7月>肩はよくなったものの。右手と右足の裏の皮膚がボロボロとはがれる。かゆみがひどい。皮膚科に行くと「体から毒が出ている状態」と言われ、ステロイド剤を含む大量の薬を処方される。視力が大幅に低下。以前手術した眼科に行くが「どうしようもない」精神的にも不安定に。因果関係はないがステロイドのせいなのかなと思ってしまう。

<8月>毒が出ているのに薬を飲むのは何か違和感があったので、まずお酒をやめ、食べ物に気をつける生活をする。3週間で症状は改善。2ヶ月で元にもどった。米沢へ。

<9月>ルデコジャック。4フロアを使った展示。土曜日のパーティではウクレレ発表会。高円寺小杉湯での写真展を見にいってから銭湯にはまる。週5回くらい行くように。

<10月>日曜日講座で「気功」をやる。体操のようなものだが、それから毎朝やるようになった。

<11月>暗室再開。レンタル暗室を始めて使う。米沢へ。

<12月>出雲旅行。温泉津に泊まり、石見銀山へ。5年前の同じ日に同じ場所にいたことがfacebbokで判明。東京に出てきてからずっと通っていた「プアハウス」が閉店。『2Bとマンデリン そして僕はこの町を離れる』という1月の写真展のタイトルどおりになってしまった。布に印刷できる新型プリンターリコーRi100を導入。

今年を漢字一文字で表すなら間違いなく「変」。

生活は変わるし、体調は変になるし、前半はどうしようもなかった。無理して強がっていたものの、7月にポキッと折れた。視力の低下はかなり問題で、もはやカメラマンとしては使い物にならない。早期定年のようなものだが、退職金は出ない(笑)

9月くらいから回復し、後半は色々なことが上向きになる。今年始めたことのひとつにウクレレがある。3月から始めてまだ続いている。1曲弾けるようになると、1曲忘れるの繰り返しだが自分にあっているようだ。

銭湯と気功体操のおかげか、あきらかに体調がよくなっている。疲れないし、よく眠れて、寝起きがいい。お酒も残らない。ただし銭湯で血圧を測ると湯上がりは上が80下が40なんてときがある。低けりゃいいてもんでもないだろうが、血圧を上げる方法はどこにも出ていないし、体調がよければ問題ないと思うことに。

来年の秋頃を目処に書籍の出版が決定。今年9月からずっと編集者からインタビューを受け、全体の内容が固まったので書き始める。仮タイトルも決まり現実味が出てきた。来年は写真集も作りたいので、それはこれからプレゼン。年明け1月は恒例となった冬青での写真展。これで10回目。2月には青森でのワークショップが決まっている。来年も、どうぞ よろしくお願いいたします。