空を飛ぶ夢を見た

昼 玄米のガパオライスもどき、キャベツとブロッコリーのサラダ

夜 昼の残りごはんにセブンのあんかけ焼きそば

寝ている時に「あ、これって夢の中だな」って思った。「明晰夢」と呼ばれるものだ。夢だと分かっているから、高いビルの屋上から自分で踏み出してみたら飛べた。体が上昇気流に乗ってブワッと持ち上がり、青空の中を気持ちよく飛んで、ビル下の広場にストンと着地した。「起きて」という妻の声で目が覚めると朝。最近見た夢の中で一番気持ちがよかった。いつもいい夢ばかりじゃなくて、一昨日とか刃物でぶすりと刺される夢を見たばかり。これはこの頃はまっているアニメ「ゴールデンカムイ」のせいに違いない。あれは面白いんだけど人を殺しすぎ。

ルデコでのグループ展の相談に来る人が増えてきた。今日は3人。それぞれの方向性がバラバラで、話をしていて面白い。雑談の中で「よく世界で評価されるって言いますが、どういうことを指すんですか?」ということを聞かれた。「そういう場合、多くは有名美術館の評価であったり、影響力のある評論家が大きなメディで取り上げたり、有名ギャラリーが作品を扱ったりという場合にそういうのだと思う。これは評価する方が上っていう感じだからベクトルは垂直。一方で、現在はSNSで世界中に100万人のフォロワーがいてもそう言ったりする。この場合のベクトルは広がりがあるので水平的。垂直と水平二つの方向性から『世界が評価した』っていうことになるんだと思う」と答えた。

最近、物事を考えるときに垂直と水平という軸を自分の中に作ることがあって、この場合もそれが当てはまる気がしている。雑談の中で思わぬことを発見したりすることが多い。対面で話すって大事なんだなと思う。

 

<2005年10月17日の日記から>

きんぴらゴボウ。鳥のハンバーグ、タイ風味。

今日の撮影は雑誌の対談ものだった。せっかくいい場所をセッティングしてもらったのに、あいにくの雨で外での撮影は無理になってしまった。ブローニーのネガを予定していたが、条件が厳しそうなので全てをデジタルで撮影することにした。EOS20DとファインピックスS9000を用意したが20Dのモニターで確認したところ、きちんと写っていたのでS9000では撮らなかった。アシTが「押さえはどうしますか?」と聞いてきたが「大丈夫だろう」とそのまま終了してしまった。645ネガとS9000の併用は調子よかったが、20DとS9000の併用はどういうわけか難しい。ノートパソコンを現場に持って行かなかったので、事務所に戻ってから処理をした。ところが2枚目のCFカードをパソコンに読み込もうとしたらカードのデータの中身ががまったく空っぽだった。ファイルはあるが内容が0バイト。レキサーのカードだったので復旧ソフトを入れてみる。頭は真っ白。久々の冷や汗。「ある。絶対あるはずだ」と自分に言い聞かせてパソコンを睨んでいた。

数分後復旧は終了。おそるおそるカードを開けてみると二つのファイルのうち一つにデータが戻っていた。しかし最後の2カットが入っていると思われるファイルには、やはり何も入っていない。幸い最後の2カットは商品の撮影だったので撮り直しがきくものだった。確認が済んで被害が最小限だったことにほっと胸をなでおろした。やっぱりデータは恐い。今までデータが飛んだ経験がなかったため甘くみていた。やはりもう一台デジカメが必要か。