来年は八戸に行けるかな

朝 大根おろしご飯

夜 サンマの土鍋、その他諸々

 

八戸オンラインワークショップ。本田夫妻を迎えて3時間、30人の視聴者と9人のレビュー参加者で行った。

目の前に誰かいるだけで、気持ちが落ち着く。いつも2BChannelでひとりで配信でいるのとまったく違った。

レビューの中で子供が撮った写真があったのだが、これがものすごくいい。こんな風に撮れたらいいなと本気で思わせる。

コンテストなんかで小学校、中学校、高校生の部があると間違いなく小学生の写真がいい。中学校になると、見られることを意識し始めて、高校生は女子はマクロに、男子は望遠で部分を切り取るようになるからつまらなくなる。

土門拳は「モチーフとカメラの一致」を強調しているが小学生の写真はまさにそれ。

「写真は教育できない」と田中長徳さんがずっと言っているが、そういうことかもしれない。

 


<2006年8月10日の日記から>

 

フジGW690にネガカラーを詰めて13本撮影

 

ひとりで米沢に帰った。家族で行くはずが、いろいろなことが重なりひとりとなった。

もう米沢には実家がないので友人の家に泊めてもらった。大きな農家で、縁側が広い。そこで昼間から高校時代の友人を集めて飲もうということになる。

まずは近くの温泉で皆で一風呂浴びる。車で15分も走れば小野川温泉だ。無料の露天風呂もある。全て源泉掛け流し。小さい温泉街だが川沿いのいいところだ。

ビールと地元の酒を買って帰る。口々に「最近酒の量が減った」と言う。自分だけではなかったのだな。

縁側で飲む酒は旨い。つまみは胡瓜とナスの漬物。手作りのチャーシューと煮卵。

全員45歳。自衛隊幹部の者は後10年で定年だという。もう定年のことが話題になる年なのだ。皆それぞれに、家庭とか仕事とかいろいろと大変だ。

結局、酔っ払ったあげく出た結論は「人生は修行だ! 結婚は荒行だ!」ということに落ち着いた。皆で「明日からは頼らずに一人で生きていけるようにしよう」と約束する。

泊めてくれた友人に子どもが生まれていた。まだ6ヶ月。抱っこしても泣かない、人見知りのないかわいい女の子だ。

友人曰く「子どもはいいぞ。家庭のゴタゴタはとりあえず2年先延ばしになる」。45歳のお父さんはいい感じだった。