煎餅汁にはまりそうだ

八戸から米沢へ。

まったく疲れもなく、火曜日のお昼前に移動して雪のちらつく米沢に着いた。驚いたことに駅前に雪がない。2月なのに地面が見えるってどういうこと?

タクシーの運転手さんは雪のない冬を喜んでいるけど、たまに帰る身としてはねえ、冬は冬らしくって思ってしまうわけだ。

運転手さん曰く「ここも雪さえなければいいとこなんですよ」実感がこもってた。

その晩は友人宅に泊めてもらう。ここは僕の写真に何度も登場する。実家なき後の実家のようなものだ。家族と一緒にご飯を食べてテレビを見て友人とちょっとお酒を飲んで。

布団が敷かれている部屋は高校時代にも泊まったことがある奥の座敷。落ち着くんだけど、寒い。石油ファンヒーターを止めた瞬間、10度以上急速に冷え込む感じ。もう一歩も布団から出たくない。

翌日米坂線に乗って車窓を撮る。一本目に乗り込んだ列車は最後尾から見えない車両だったので、諦めて次の列車を待つことにした。とはいえ2時間待ち。

次の車両は後尾から見えるタイプだったが、終点まで行くと帰りの列車がなくなるので残念ながら途中折り返し。それでもいい感じの雪に巡り会えた。

実は窓は雪と水滴で外がほとんど見えない。デジタルじゃないからどう写っているかは現像後のお楽しみになる。

すぐに見せるための写真じゃないからそれでいいのだ。