帰省。
宿は毎度毎度の一泊3000円湯治の宿。小野川温泉の泉質は本当にいい。サラサラと肌にやさしくて長湯ができる。
この歳になると「墓参りは大事」とか言い出すようになる。
友人と会うと「昔は自分のことだけ考えていれば良かったよなあ」と互いにため息が出る。自分に降りかかっていることは、あまねく皆の問題でもあるわけだ。
親戚周りをすると、甥とか姪とかそれぞれの家の子供が大きくなっていて大学だの就職だなんて話になって月日の立つ早さに驚いたりする。それぞれがいい大人になっていて成長に目を細める。
爺さんっぽいな。
米沢から喜多方を抜けて会津田島へ。山の緑が深い。知っているはずなのにいつも目を見張る。混沌としている熱帯雨林とは違った整然とした山々の緑だ。
友人が山村の雇用確保のプロジェクトをやっているのだが、米沢の観光のポテンシャルは高い気がする。エコツアーとかあるが、誰でもこの緑の深さや雪の白さに感動するはずだ。
友人には「写真ツアーやってみようよ」と声をかけた。米沢は写真が盛んなところ。地元の写真家に案内してもらうのもいい。
今日はほぼ新月。晴れていれば満天の星空がみれるはず。田島は関東で有数の星見の土地だ。
まだ流星群のかけらが見られるかもしれない。
