りんごの香りがするウィスキー

昼 ひき肉と豆カレー、ポテトサラダ、枝豆のニンニク蒸し、アチャール、無限ゆで卵、

夜 米粉のおろしうどん

 

若いのが、と言っても30歳前後の友人が二人やってきて、何かと思えば「還暦のお祝いをしたい」と。

お祝いに持ってきてくれたのは、香りがいいハイランドのモルトウィスキー、それとゴルゴンゾーラのチーズケーキ。ありがとう祝ってくれて。ケーキとウィスキーがよくあってとてもおいしかった。でもお前達が飲みたかったんじゃないのか(笑)   せっかくなので、エイトバイテンのカメラを持ち出して彼らを撮影した。

月曜日は映画の日。すると「こんな映画がありますよ」とメールがあった。『自閉症の僕が跳びはねる理由』https://movies.kadokawa.co.jp/bokutobi/

配信で見れるようなので楽天TVで見てみた。説明にはこうあった。

“サンダンス映画祭ワールド・シネマ・ドキュメンタリー部門にて観客賞受賞! 自閉症を抱える作家・東田直樹氏が13歳の時に執筆、世界30か国で出版され、世界的なベストセラーとなった『自閉症の僕が跳びはねる理由』(エスコアール、角川文庫、角川つばさ文庫)の文章を織り交ぜ、各国の自閉症の少年少女たちが見て・感じている世界を描く、驚きと感動の‟体感“ドキュメンタリー。“

僕は自閉症のお子さんを持つ友人に勧められて、数年前に東田さんの本を読んでいたし、NHKのドキュメンタリーも見ていた。

この映画も一気に見てしまった。映像が素晴らしくて引き込まれる。

ちょうど千代田アーツ333で「ポコラート」展をやっている。

https://pocorart.3331.jp/world2021/

昨年も見たけれど衝撃的。こういう時期なので今年は図録だけ取り寄せて見に行ってなかったが、やっぱり足を運ぼうと思う。

 


<2003年8月2日の日記から>

(ワークショップを始めたばかりの頃だから42歳だ)

 

天一の天丼、押し寿司

 

昨日は一日中、コラム本の原稿の直し。一つ一つ、丹念に原稿を見ていく。語尾を直したり、言葉を統一したりと長丁場の作業になってしまった。

夜7時にけりをつけると、教えてもらっていた蕎麦屋に出かける。自宅から自転車で10分。路地を入ると古い民家に暖簾がかかっている。本当にここでいいのかな、と不安になるような店構えだ。

中に入ると、庭に向かって縁台が大きく張り出していて、そこにはちゃぶ台が置いてあった。庭は手入れされたものではない。緑が濃くて夕空が抜けている。久々に息をのむような空間だった。10年前のバリ島を思い出した。外でごはんを食べることがなによりも好きな僕にとって、完璧ともいえる場所だ。どの駅からも歩いて15分はかかろうかという場所に加えて、知らずに立ち寄ることは絶対に不可能な店構えだ。続いてほしいと切に願う。

今日はワークショップの日。プリント作業をやる。先週撮ったネガのベタを取って、六つ切りにモノクロプリント。はじめて経験する人も多かった。自分で撮ったものが、大きく引き伸ばされる楽しみは格別なものがあるはず。ちょっと手を加えるとプリントが見違えるようによくなる不思議。それを体験してもらった。

やっぱり実践は座学より楽しいようで盛り上がる。来週はライティングの予定。