ワークショップじゃなくても八戸に行きたい

朝 大豆シリアルヨーグルト、茹で卵

昼 キャベツと削り節のフィットチーネ

夜 銭湯に行って「フジ」のチキンソテー定食

 

2年前から青森県八戸市で写真ワークショップのイベントをやっている。2日間にわたり、撮影実習と3箇所で講演をしてきた。

僕にとって大事な年中行事になっていたのだが、残念ながら今年は中止、1日だけオンラインでやることになった。

昨年は2月22日と23日にやっていた。その2週間後には緊急事態宣言が出ているから、ギリギリでの開催だったわけだが。あの時は今にような状況になるとは誰も思っていなかった。

 

その頃の僕のスケジュール表を見ると、銀座蔦谷書店で70人集めてのトークイベントだったり、毎週末ごとに10人を超える人たちとご飯を食べたり、今ではありえないことばかり。懐かしいというより、もはや違和感に近い。

 

そのかわりと言ってはなんだが、オンラインによって広がった部分もある。美術史講座は対面でやっていたときと違い、場所を選ばないから、大勢の人たちに受講してもらえるようになった。今やっている学生ワークショップにも関西から参加しているのが3名いる。八戸も現地での対面型が中止となった時に、すぐに代案としてオンラインの話になった。

そこで今年の八戸ワークショップでは、3月に赤城耕一さんとやったリコーGRイベントを再現してみようと思っている。このイベントでは、赤城さんと一緒に応募者の写真を前に、大喜利のように話していくのだが、そこへ応募者自身も参加して思わぬ視点があることに盛り上がった。視聴者からの評判もとてもよくて、ひとつの形として今後も使えると思っていたのだ。

 

幸い、我が家にはスタジオっぽい設備があるので、そこへゲストを呼んで、八戸の人たちと繋いで写真を見せてもらったり、カメラの話をしたり、zoom飲み会的なこともやってみようと思っている。

 

つくづく今までとは違う時代を生きているんだと感じる。振り子のように元に戻ることはなくて、別の世界に移り変わっていくんだろうな。