朝 ポンカンとヨーグルト
昼 山かけうどん
夜 フルーツサラダ、ローストポーク、だし巻き卵、サンマの炊き込みご飯、新潟とフランスのワイン半分ずつ
いつもだいたい午前11時頃から仕事を始めて、休憩なしで夜の7時までやることが多いのだけど、昨日は編集作業が一段落した午後4時に銭湯に行って暖まって、近くの「「長月」という喫茶店でコーヒーとチーズケーキという甚だ贅沢なことをした。
ここのコーヒーはめちゃめちゃ旨い。ハイローストの豆をネルドリップで淹れてくれる。5人くらいしか入れない狭いお店なので、タイミングを誤ると入れない。帰りに100グラム豆を買って帰る。
帰ったら編集部から原稿が戻ってきていて、その直しが終わるとちょうど7時。下に降りたら娘がいた。最近外に出ることが少ないらしく、よくご飯を食べに来るようになった。
お米を地方から取り寄せるようになったら土鍋のサンマご飯がよりおいしくなった。そういえば、最近というか、ここ1年まったく飲みに行っていない。それまで少なくとも月2回、多いときで毎週行っていたのにねえ。生活が変わってしまった。
美術史のプレ講座には今日までに100人を超える応募があった。反応があって嬉しい。ZOOMは100人までしか視聴できないので300人まで可能なものに契約変更。
フランスの思想家ブルデューの「ディスタンクシオン」という本を薦められたので、まずざっくり概要を見てみた。
その中で、経済的資産とは別に、文化的資産というものがあるということが書かれていた。それは親から子へ、無形の形で引き継がれ、相続税もかからず、連綿と続いていくという話だが、要は「あの人は趣味がいい」というやつだ。着る物、食べるもの、態度すべてに「趣味がいい」という言葉を使う。
実は「趣味」は本人の選択がすべてではなくて、周囲の影響が大きい。僕は親からではないが、学生時代に通っていた「プアハウス」というお店で教えてもらったことがその後の人生を変えていった。
食べることが好きになった理由は、このお店にあるのは間違いない。ワインもチーズも、食事のマナーもすべて教えてもらった。
娘も食に対しての興味が深い。大学で栄養学を専攻したのも、多分に生活からきているものだと思う。
美術史は文化的資産になる。家族で視聴してもらえれば、家庭内で話す内容が変わってくる。ひとりで知っているよりも、みんなで知っているほうが面白くなるのが美術史だ。知識が大事なのではなくて、話す内容が変わってくるのが面白い。
本日28日午後8時からと、来週3月7日午後8時から。
プレ講座は無料です。無料だけど、本気でやりますので、是非。