伊勢屋は健在。お餅を買って帰る

43年続いた江古田の喫茶店が昨日で終わった。何度もこの日記に出てきた「POOR HOUSE」というお店だ。

 

東京に出てきてから38年間、週一度は通っていたから生活の一部のようなものだった。ここがなくなったときが江古田を離れるときだなと思っていたら、ほぼ同時に2Bもなくなってしまった。

 

がらんとなった店内を、不動産屋に鍵を返しにきた店主とながめる。こんな日が来るなんて。椅子や小物や食器は関わりが長かった人が引き取っていった。僕は大テーブルを、娘は看板を引き継いだ。

 

駅前を散歩すると、2Bが終わってから半年ちょっとなのに色々変わっていた。ランドマーク的存在だった「おしどり」も更地になっていたし、お好み焼きの「あんず」もなくなっていた。30年前に住んでいたマンションの大家さんでもある文房具屋さんで買物をしたら、僕のことを覚えていてくれて驚いた。

 

もう江古田に来ることはないだろうなあ。