江古田伊勢谷のお餅でお雑煮。

モノクロ印画紙製造メーカーとして、もっとも影響力のある「イルフォード社」(ハーマン)をイギリスの投資会社が買ったようだ。http://www.bjp-online.com/2015/09/harman-ilford-film-purchased-pemberstone/

英語なのでざっと読んだだけだが投資会社は、現在若い写真家がモノクロプリントに再び興味を示しているとし、イルフォードは投資として面白い存在だと思っているようだ。「今後5年」という数字が出ているところを見るとしばらくは安定供給されそうだ。買収して解体売却というわけではなくてよかった。

富士フィルムの「写るんです」や「チェキ」が売れているだとか、レコードの売り上げが右肩あがりでパナソニックがアナログレコードプレイヤーの再生産を始めるとかアナログリバイバルのニュースをよく耳にする。

単に一時的なブームなのか、それとも下げ止まりの安定なのかは分からないがフィルムと印画紙が供給されるのはありがたい。

デジタルカメラはよく使う。今月号の『日本カメラ』でもソニーα7で撮った写真を11ページで出している。題して「二泊三日」。ストレートで普通で気に入っているタイトルだ。

カラーに関してはデジタルカメラでいいと思うことも多い。でもモノクロで使う気はしないのだ。フィルムの解像度や階調再現は大きくデジタルに差をつけられているが求めているのはそこじゃないんだな。

屋久島で見つけたアルバムのような写真が撮りたいのだから。