40期は土曜日午前中が1名、日曜日が1名募集中です。

月曜日は自分のお休みの日にすることが多い。

しかし、そもそも僕の場合「お休みってなんだ」ということになる。

撮影をしていてもプリントをしてるときでも仕事をしているという感覚が希薄だ。もう少し若いころなら「仕事で撮影している」という自負も気概もあったような気がするが、そこらへんが薄れてきている。

近ごろは忙しいといってもたかが知れていて、せいぜい2週間くらいスケジュールが詰まるくらいだ。暇ではないが、働いている気はしない。

お昼ぐらいに家を出てプールに行ったりするときに現場で働いている人を見かけると心の底から罪悪感に見舞われる。それはもう本当に、本当に申し訳ない気がしてくる。

「好きなことをして暮らしていけるっていいですね」と言われることがあるが、とんでもない、こんな暮らし方をしていていいのだろうかと常々思っている。本当は「ちゃんと働きたい」と心のどこかで思っている。

大学時代に才能の差をまざまざと見せつけられ、新聞社にもぐりこんだものの折り合いがつかず、フリーになってからは「俺って天才」と自分にいい聞かせ、なるだけ先のことを考えずに生きてきた気がする。

どうやら自分には、才能ある人とはどういう人なのかが分かるだけの才能はあるみたいだ。だから余計自分との差が見えてしまうわけだ。

映画「アマデウス」でサリエリが「神はモーツァルトが天才だということを理解する才能だけを私に与えた」と嘆くシーンがあるが、自分も大学時代からずっとそうだった気がして深く頷いてしまった。

低気圧の月曜日はこんなことばかりを考えて、何も生産せずグズグズと一日が終わるのだ。