Twitter始めて1ヶ月

昼/冷やし中華、味噌おにぎり 夜/豚肉と厚揚げのキムチ炒め、焼きそらまめ、シュウマイ、ひじきとタコの炊き込みご飯、卵スープ

結局月曜日も外に出ず。来週は京都に行くので、無理しないことにした。月曜日は僕にとっての休日だから、アクションがない限り、こちらからは動かないようにしている。Twitterを始めて1ヶ月が経った、いろいろと試しながら投稿している。一日5回くらい。Youtubeもそうだったけど、慣れるまで3ヶ月はかかりそう。Youtubeは登録者千人で収益化という具体的な目標があったけど、twitterは本来個人の無目的な呟きだから、力の入れようがわからない。もっとも、力を入れてやるもんじゃないんだろうけど、僕は2B Channnel公式的な意味で呟いているからね。カメラやレンズの写真をアップすることも多いが、そのときに役立っているのがリコーGR3X。クローズアップモードにして、50ミリくらいにクロップするとちょうどよく収まってくれるし、後処理しなくても十分見栄えがする。現在もっとも使用頻度の高いiPhoneを超える万能カメラになっている。

 

<2009年4月12日の日記から>

雑誌『デジタルフォト』6月号用の表紙と巻頭8ページに、僕の写真を掲載してもらえるという話を先月いただいた。この打ち合わせの時に、「デジタル作品なんてないから撮り下ろししかできませんよ」と編集長に伝えたら「我々の雑誌名はデジタル『フォト』ですから、銀塩でもいいんです」との答え。分かったような分かんないような、でも太っ腹な話だったので「じゃあ7月の個展用に撮っているものがあるからそれでよければ」ということになったのだ。相談の結果、表紙はモノクロ印刷に向いていないということでデジタルカメラを使うことにした。その雑誌用の8枚のプリントがようやく出来上がり、編集長に引き渡した。表紙も中ページも一発OK。ようやく肩の荷が下りた。ひとまず安心。これからまた個展用に撮り足すことになる。

ギャラリー冬青でアーウィンさんとのトークショー。予想通りサファイヤ採掘の話で盛り上がった。彼は9ヶ月をアーティストとしてスイスで暮らし、残りの3ヶ月はオーストラリアでサファイアを掘って暮らしている。オーストラリアは個人レベルで宝石を採掘できる世界で唯一の国らしく、アーウィンさんは、写真家になったときから15年間ずっとサファイア堀と写真家の人生を送っている。3ヶ月間のテント暮らしは自然とともに生きていることを実感できるというが、サソリも毒蛇もいるような過酷な場所だ。20歳台なら話も分かるが、彼は僕より5歳も年上。今年で53歳になる。直径1メートル30センチくらいの穴を4メートル縦に掘って、その後横穴を掘っていくそうだ。表現に「クロール」と言っていたから、横穴はかなり狭いはず。機械を使えない手掘りのライセンスのため、一日に30センチしか掘れない。水を買いに行くのも100キロ離れた村までいかなければならない。
興味は、やはりいったいどのくらい儲かるか? 彼が掘った中で一番大きかったサファイアは、ちょうど親指の先くらい。買い取り価格は日本円にして200万円くらいだったそうだ。コンスタントに一日3万円は掘れるらしい。最初の頃は3ヶ月掘って何も出なかったこともあったと言っていた。でも15年も続けているのだから割りに合う商売なんだろう。
彼は40歳になるまで土木技師として働いて、蓄えを残した後、写真家として活動する人生を選んだ。欧米には意外とそんな写真家が多い。渡邊博史さんも同じようにビジネスの世界から写真家になっている。アルルでも50歳近い写真家がたくさん新しいチャンスをもとめてやってきていた。3ヶ月稼いで9ヶ月を写真を撮って暮らす。いい響きだ。
トークショーの通訳は井本さんがやってくれたのだが、僕の質問を英語にしてもらったのをその場で聞くのはとても参考になった。ああ、こうやって質問するのか、と感心しきり。たまにアーウィンさんと英語でコショコショっと会話を交わす。井本さんが彼の話の通訳をするまえに大きく頷く。この様子を見て「渡部が英語を喋っている」とザワザワしているのが面白かった。実を言えば彼の言っていることは7割くらいしか分かってません。井本さんの通訳でなるほどね、と思ってました。でもリアクションは随分上手になりました(笑)