今日は暑かった。木々の緑が大きく膨らんで見える。赤外線フィルムで撮ったら真っ白に写るんだろうな。
昨日の夜は友人が来るというのでガレージでバーベキューをやってみた。以前住んでいたところではよくやっていたのだが、引っ越してからははじめて。骨付きラムを煙を気にしつつ炭火で焼いてみた。ラムもいいが、炭火だと焼きおにぎりが旨い。もうひとつ、食パンを焼くと30秒くらいで表面だけカリカリに焼ける。
毎日撮影の帰りに写真展に寄る。目黒のコスモスではラボテイクのグループ展「NO PRINT NO LIFE」、新宿ではコニカミノルタで稲垣徳文写真展「巡礼」、新中野ではギャラリー冬青で田中 亜紀写真展「 ゆらぎ太陽」。
自分の写真展を控えていることもあって、普段とは見方がちょっと変わってくる。ラボテイクのグループ展のプリントはとても上手い。特にモノクロは美しいものが多く、上から下から眺め回す。海外で撮影したものが多い。
同じく稲垣さんの「巡礼」もモノクロで海外を撮ったものだ。チベットのカイラス山の巡礼者。ところが写真を見ていてプリントが上手いとか、モノクロがどうだとか全然気にしていなかった。
写真はモノクロなんだけど、あたかもそういう色を失った風景がチベットにあって、それを見ている気がするのだ。
プリント技術というのは、あるところまでは右肩上がりに上達するが、そこからは技術論を超えた話になってきたりする。良いモノクロ写真ってなんなんだろうと、良いモノクロ写真に会うと考えてしまう。
「写ガール」から掲載誌が送られてきた。「エーゲ海の犬」の写真が載っている。サイトのトップページの写真だ。www.satorw.com
この写真はViviterというトイカメラで撮ったものだ。正直に言うとちょっと「写ガール」の読者層を意識した。
でも巻頭の笠井邇は堂々とモノクロ写真を出していた。なんだか男らしい感じで良かったわけだ。