テグタンスープ。夜に炭水化物を取らないことにちょっと慣れてきた。

昨日のエントリーは長文にも関わらず読んでくれた人が多かったようだ。

バスさんはヨーロッパ代表でもオランダ代表でもなく、あくまで30年アートを教えてきた1人の話として受けとめてください。

「そうあらねばならぬ」ではなくて「そういう状況になっている」ということです。

2013年のレビューサンタフェで感じた「現代芸術ってなんだ?」http://d.hatena.ne.jp/satorw/20130621/1371784886
の時も「ステートメントがないと写真を撮ってはいけないのか」という意見が多かったが,そんなことはない。

ただ受けとめてもらおうとすれば(visual communication)、ステートメントから制作するのが最短距離だということだ。

それと銀塩否定ではなく、マーケットとしては限りなく小さいのに、これからを生きていく学生には勧められないということ。彼自身は銀塩プリントやプラチナプリントがとても好きだと言っている。

学生がやらないということは新規参入がないということになる。小さいマーケットでも確実に存在するわけだから、僕はそこを考えていこうかと思う。


冬青の高橋社長から電話があった。口ぶりがいつもと違って真剣だなと思っていたら「da.gasitaが在庫40冊になったと倉庫から連絡がありました。30冊は手元に残しておかなければならないので、完売ということです。おめでとうございます」。

2年前に発売して以来コンスタントに本屋さんから注文があったそうだ。僕が知らないところで誰かが買ってくれたのだな。

モノクロで撮った極めて個人的な感情からまとめた写真集が完売したということは、これからを考える上で大きな出来事だ。


「da.gasita」を増刷することはないだろうが、まだまだ書店やAmazon等で手に入るはず。ギャラリー冬青でも購入できます。
Amazon
http://urx.nu/jg2q