結果はまだ来ていない。そろそろなはずなんだけど。

青森も5度目になる。今回は八戸から十和田湖を回り、八甲田あたりをぐるっとして、再び八戸から海岸線沿いを電車で岩手の県境まで足をのばした。

これで冬の初めから春にかけ、青森を一筆書きでなぞったように回ったことになる。

青森の空は、今までに見たことのないものだった。

雲が幾重にも層を成して黒く重くのしかかる。
吹雪で数メートル先も見えなかった視界が突然開け、空から強烈な光がふり注ぐ。
空からこぼれる光はあたりの風景を一変させるのだ。
めまぐるしく変わる空に終始翻弄される旅となった。

今回は15本と自分にしては大漁。来週仮プリントを作り、今までのものと合わせてギャラリーに持っていく。

会期は6月の一ヶ月間。冬青で個展をやるのはこれで4回目となる。