赤い空に線路と電線

朝 人参トマトの玄米ポタージュ、りんご

夜 六本木「黒猫夜」の中華

ふつたつの写真集プロジェクトが、どちらも印刷前の大事な時期に入ってきた。冬青で凸版印刷の方々と打ち合わせをしながら、合間には松本とのやりとり。印刷の時の高橋社長は本当にかっこいい。鋭い視線で一枚一枚の写真に印刷指示を出していく。それを聞いて凸版のディレクター杉山さんが答えていくのだが、ツーカーとはこういうことなんだろうな。横で見ていて気持ちがいい。曖昧な言葉はなくて、全部数字。「ここは5パーセントで」「いや、3パーセントで大丈夫です」みたいな。やりとりを聞いているだけで、この本の印刷は間違いないと思えてくる。

六本木の国立新美術館に「庵野秀明展」を見にいく。僕は今年『シン・エヴァンゲリオン』を見てからのにわかファンなわけだ。雨の平日の夕方だというのに入り口には列ができていた。庵野秀明の頭の中を覗いたような展示で「どっかでこういう感じ見たなあ」と思いだしたのが、東京都現代美術館で見た「大竹伸朗展」。二人はほぼ同世代。そして精度が高くて質と量のある永遠の中二病。今回一番印象に残ったのが庵野秀明が中学生時代に描いた油絵。赤く染まった空に線路と電線が描かれている。『シン・エヴァンゲリオン』に出てくる風景そのもの。そして大学生時代に撮った8ミリ映画には要素が全部詰まっている感じ。すでに最初から庵野秀明は庵野秀明だった。

<2013年12月9日の日記から>

五穀米って好きじゃなかったけど、ちょっとおいしいかな

今日も神話の講座。面白くて一番前の席でかぶりついて聞いていた。メモをあげておく。

「国譲り」と「神武東怔」/邇邇芸の天孫降臨/
天から地/垂直シフト/

千家家と北島家のルーツは天つ神から国譲りのために遣わされた神

タケミカヅチvs大国主神/力くらべが相撲となる
相撲の神様はタケミカヅチ/相撲が日本の国技になる
エビス様は国譲りを了承

タケミナカタは対抗するが、タケミカヅチに敗れ諏訪へ逃げる
手足を切られ身動きが取れなくなった状態を御神木で表していると言われる
諏訪大社 他に大社と呼ばれるのは出雲大社だけ

タケミカヅチ(鹿島神宮)とフツヌシ(香取神宮)
神宮と名がつくのは最高の神社 伊勢、鹿島、香取の三神宮
千葉、茨木が大和と蝦夷の境界
東北は外国のようなもの
東北に逃げた物部氏   青森ねぶた祭り

神武東怔と大和平定
水平シフト

神倉神社 タケミカヅチの剣がさずけられた場所
霊剣 布都御魂剣

願いと払い
結びと解き

聖書の前はギリシャ神話の世界観
アポロン美と秩序に対しディオニュソス快感と混沌
ビシュヌ神創造 シバ神破壊
ヤハウェ創造 エホバ破壊
二面性が基本
ニーチェ哲学
同一性(ワ)と差異性(サ)

ジョーゼフ・キャンベル 「神話の力」に神話の構造が書かれている

英雄の誕生の物語は世界共通

冒険は共同体からの離脱
父親殺しは力の支配、決められたルールへの破壊の隠喩メタファー
魔法使いに出会いオリジナルな経験を経て魂の成長
再び社会に向き合う

執着を手放すのが旅
旅で魔法使いに出会う
二度の試練/三度目に達成
そして元いた場所に戻る
連鎖/相応的破壊

スターウォーズ
ロードオブザリング
アルケミスト(オススメ)
カモメのジョナサン
千と千尋

肉体 安定を求める
精神は成長、変化を求める

ゴーギャン 1897年
我々はどこから来たのか?
我々は何者か?
我々はどこに行くのか?
書き終えて自殺

「分かる」とは「分ける」こと
地球 自然と人間社会
国際 先進国と途上国
国家 都市と郊外
人間 私とあなた
己 心と体

古事記編さんから1300年