ワークショップ32期募集は終了しました

ルデコのグループ展は初日からたくさんの人に来ていただいた。初めての展示ゆえ参加者は少々舞い上がっていますがご勘弁を。

2Fと3Fを使っての展示なのだが不思議と性格がはっきりと分かれた。写真をどうとらえるかが違って見えるようだ。今回デジタル作品が多いのは誘導したわけではなく自然の流れだ。時代が変わったのだというのを参加者の写真を見て僕自身も強く意識した。

見に来られた方に「どのような指導をされているんですか?」と聞かれるが「こうやりなさい」というのはまるでない。「こういうのが撮りたい」というものに対しては「この方法がある」ということだけを伝える。最終セレクトも本人が決める。

何が撮りたいのか分からないという場合も多い。その時は「目の前のものから」と伝える。特別な場所でなくても写真は成立すると思っている。

毎回グループ展での唯一の約束事は写真作品についてのキャプションをつけるということ。言い回しに頼らず、なるだけ分かりやすく自分の作品を説明する。つまり自分が何を撮ったのかがきちんと分っていなければ書くことができない。

作品は製品(プロダクツ)であり、それには説明書が必要と言う考えからだ。もちろん説明書を読む読まないは見る人の自由。

よく「作品は作家の手を離れたら見る人のもの。どう解釈してもらってもいい」というが、それは見る人の立場の話。作る側は説明の義務があると思っている。

写真を見て気に入ったものがあったら是非キャプションを読んでみてください。そうするともっとその写真を好きになれるはずです。

明日木曜日、僕は午後1時には会場入りします。

ギリシャの出版社から出る雑誌のweb版が出た。森山大道の名前も見える。僕は中ほどの1ページの掲載だった。

http://antilipseis.gr/t20/t20_layout_en.html

http://antilipseis.gr/t20/watanabe_en.html

海外の雑誌に掲載されるのは香港の雑誌社以来これで二度目。ヨーロッパでは始めてだ。