A3までスキャンできるスキャナーを買ったので、以前仕事で撮影した雑誌の切抜きをスキャンすることにした。
以前はこまめに雑誌をとっておいたのだが近頃はやらなくなってしまった。
出てきたのは2002年から2005年くらいに撮っていたものでちょうどフィルム撮影の最後になる頃のものだ。2005年の暮れにキヤノン5Dが発売される。
今見ても我ながらよく撮れてる(笑)印刷もいい。ああ、そうか。デジタルになってから雑誌の印刷のクオリティがガクッと音をたてて崩れてしまい雑誌の切抜きの保存をやめてしまったのだった。
誌面を見るとシノゴで撮ったものが多い。建築、車、料理とポジを使う場合のほとんどがシノゴ。それとハッセルで撮ったモノクロとカラーネガのポートレート。他にも645に35ミリにエイトバイテンのポラロイドを使ったものもある。使っている機材のバラエティが今では考えられないほど多い。
見ているういにムズムズっとシノゴを使いたくなった。今現在それが許されるのは旅物しかない。旅物は今でもフィルムを使うことを許されている。
先日モルジブ取材の打ち合わせをしたときにその雑誌ののバックナンバーを見た。やはり2002年から2005年くらいのものだった。
これがまた美しいのだ。当時は「35ミリはNG、最低645。シノゴも当たり前」だったそうだ。
打ち合わせでは645のフィルムを使うということになったがやっぱりここはシノゴでしょう!
ワイドエボニーとスーパーアンギュロンという伝説のコンビ再結成である。