パソコンのOSをXPからVISTAにしたらモニターとエプソンのプリンター2機種の発色がまったく合わなくなってしまった。
XPの時はフォトショップ7のプリントプロファイルを「EPSONsRGB」にセットするだけで、PX5500も7500ともほぼ問題なく色と濃度があっていた。もちろんモニターの色は測色機で合わせてある。
ところがVISTAにしてからといいうものXP時代に作ったファイルを同じ設定でプリントするとひどい色になる。エプソンの配布しているプロファイルをひとつひとつ当たってみたがうまくいかない。
フォトショップの設定は「フォトショップによる管理」でプリンター側は「色補正しない」にしてある。これは専門誌を見ると必ずそうしなさいと書いてあるので従っていた。
プリンターは何もしないでフォトショップ側でプロファイルを選択することでプリンターを動かすという方法だ。
どうしても合わなくて困っていたらエプサイトの人が教えてくれた。
「最終目的がプリントならフォトショップの設定を『フォトショップによる管理』ではなくて『カラーマネジメント無し』にしてください。そしてプリンタードライバーの設定を『マニュアル色補正』にします。sRGBの画像ファイルなら『EPSON基準色』を、AdobeRGBの画像ファイルなら『AdobeRGB』を選んでもらえれば合うはずです」
ちなみにプリンタドライバのガンマ値はWINなら2.2に、Macなら1.8に。フォトショップは「知覚的」で「黒点の補正はなし」にするといい。後は紙の種類を選ぶだけ。
その設定でEPSONの専用光沢紙を使いプリントしてみたらモニターとぴったり合った!5500でも7500でもまったく一緒になったのだ。
今まで頑なに『フォトショップによる管理』にしていたのだが、考えてみれば画像ファイルを印刷に渡すことはほとんどない。仕事の場合もプリントで納品しているからプリント優先で考えればいいわけだ。
プリントドライバーのマニュアル色補正で微妙に色と濃度を補正することで一層モニター色に近づけることができた。その設定は名前をつけて保存もできる。
モニターとプリンターがぴったり合うのは気持ちがいい。見た色が見たように出る。
出るのが嬉しくて今までの画像を用もないのにバンバン印刷してみた。
インクもバンバンなくなったのは言うまでもない。