毎日ラーメン

米沢3日目。朝晩温泉に入って肌がつるつるしてきた。6畳一間の部屋にコタツ、布団は敷きっぱなし。ファンヒーターではなく今時珍しい石油ストーブ。ヤカンがストーブの上でシュンシュンいっている。

毎日昼前に里に下りる。気温が高くずっと雨。

雨のせいで雪がまったくなくなった。しかしこのまま雪無しですむわけもなく、大寒波が襲ってくると天気予報では言っている。

友人が新築した家に旧友と集まる。天井が高い立派な家だった。地元で暮らすということを感じる。夫婦、子供3人、ジジババの当たり前の暮らし。僕が放棄した生き方を見てきた。

友人といると完全に米沢弁になる。かなり訛っている。そのうち妻と話していても米沢弁が出てくるようになった。多分東京に戻っても直りきれない気がする。

映画「アイアムレジェンド」を見た。テレビでやっていた予告編にだまされた。これだからハリウッドは。まるでできそこないの「バイオハザード」だ。

夕方、鼻の奥がツンとしてきた。雪が降る前兆だ。夕飯を母のアパートで食べて外に出ると雪が舞っていた。来た来た。

翌朝外を見ると信じられないくらいの雪、雪、雪。一晩であたりは真っ白になっている。さすが米沢、降るときは降るぜ。

止めてあった車のルーフには20センチ以上の雪が積もっていた。おそるおそる車を走らせる。スタッドレスタイヤを履いているとはいえ信用ならない。

持ってきたライカで雪の米沢を撮る。雪が降らないほうが楽だが、雪がない冬の米沢は魅力にかける