月曜日から家族で米沢。手術からひと月がたち、母の具合はよくなった。まだ記憶の階層があやふやだが生活レベルの維持はできている。頻繁に来るようになって笑顔が増えてきた。随分とほったらかしだったから、申し訳ないね。
介護サービスの認定が下りる前だが、前倒しでサービスが受けれるということなので、ケアマネージャーに介護プランをたててもらった。
一日2回、朝30分、昼1時間の訪問サービスを受け、食事と買い物の支援をしてもらうと、介護認定の度合いにもよるが、一ヶ月5万円くらいの出費になる計算だ。
サービスを利用することで母と妹の生活がうまくまわってくれれば。
ケアマネージャーの人はいい人だった。やさしく話を聞いてくれる。米沢弁はテンポがゆっくりで語尾がやわらかく、人の話をうけいれてくれる余裕がある。
若いころ嫌いだった方言の良さがこの頃わかってきた。友人と会うと昔は出なかった米沢弁がスラスラと出てくる。バイリンガルの人の気持ちがよく分かる(笑)
米沢の桜も散ってしまった。でも雪が溶け、木々が芽吹き、今が1年中で一番いい季節。米沢に住む大変さは冬にあるが、その分春になったときの喜びは大きい。
ちょうどこの連休の時期に上杉謙信公園でお祭りがある。小さいころ、このお祭りが大好きだった。冬が終わり春になった合図のようなものなのだ。
たった3日でテレビ電話でできないことを全部しようと思ったらタレント並みのスケジュールになってしまった。今日は米沢を出て福島の知り合いの宿に一泊して東京に戻る。
カーテンを開けたらいい天気だった。