大型自動カラー現像機CP51の調子が悪い。液晶表示が安定せず、そのため液の設定温度がそのつど変わってしまい使い物にならなくなった。
おそらく液晶のバックアップ電池の寿命なのだろうが、交換にはサービスマンを呼ばなければできないとメーカーに言われてしまう。
CP51を製造している藤本写真工業は、数年前に東京営業所を閉じてしまい、大阪本社の人間がサービスに回っている。そのため故障したからといってすぐには対応できない状態だ。
修理代金も出張修理のため最低でも数万円はかかってしまう。どうしたものかと思っていたら、CP51を譲ってくれる人が現れた。
コマーシャルやグラビアで活躍しているカメラマンだ。事務所からはレインボーブリッジが一望できる、ドラマにでてきそうな所だ。
暗室を整理したためCP51もいらなくなったそうだ。オーバーホール済みのものを破格値で譲ってもらうことができた。新品なら80万円のものだ。
車に積んで暗室に運び込む。今までのものを外し、新しいCP51をセット。中のローラー部分は現在使っているほうが手入れされているのでそのまま使うことにした。
これでひと安心。しばらくはカラープリントができそうだ。
今日も冬青にはたくさんの人が来てくれた。残すところ後4日。水曜日、木曜日、金曜日は朝から冬青にいます。
最終日の土曜日は午後2時で終了だが、2時過ぎまでに入っていただければ見ることができます。