関西土産の「つくだ煮」で朝ごはん

娘の小学校の卒業式。

卒業生を送り出す、へたくそな在校生の笛の音色に胸がつまる。へたくそゆえに真実味があった。

家に帰ってきた娘を玄関先で写真を撮る。そこは6年前、保育園の卒園の時に撮った場所だ。同じようにローライを使う。

娘はこの6年間で40センチ背が伸びた。一日で割ってみたら0.15ミリの計算だ。加速度的に新陳代謝が進んでいるということに改めて驚いた。

「日本カメラ」の小特集のために数ページ書くことなったので、事務所で編集者と打ち合わせ。まだ審査の講評を書いていないのに締め切りはすぐにといことだった。

その後「東京人」の撮影のため銀座へ。夜9時まで撮影。1年ぶりくらいに35ミリのポジを使う。そういえば前回35ポジを使ったのも「東京人」の仕事でだった。

5Dで露出や構図をチェックしてフィルムに切り替える方式をとった。5Dのフルサイズがありがたい。

なぜフィルムかといえば「撮影カットが多いのでフィルムのほうがセレクトが簡単」「フィルムのほうがホワイトバランスに優れている」という2点だ。

ホワイトバランスに優れているという意味は「白熱灯(電球)の下だったら白熱灯らしく、蛍光灯なら蛍光灯らしく写るということだ。

雰囲気を大事にしたい時はまだフィルムのほうが簡単なような気がしている。