モンゴル1

昨日深夜、モンゴルから帰ってきた。

モンゴルでの8日間は、今までのどの旅より密度が濃く、おそらく今後二度とこんな体験はできないような気がするものだった。

そもそもなぜモンゴルに興味が湧いたのかといえば、ワークショップの受講者の中に、旧社会主義時代のモンゴルにあった「移動映画」の実態を調査研究している海野さんhttp://blog.goo.ne.jp/fm628/がいたからだ。彼が見せてくれるモンゴルの写真に魅かれてモンゴルに行きたくなった。

6月7月はモンゴルの夏にあたる。モンゴルに行くには中国に入ってからの移動だと思っていたが、現在夏の間は直行便が週3便出ていて、わずか6時間のフライトでウランバートルに着くことができる。時差は1時間ということになっているが、3月から9月まではサマータイムのため、6月の今、実際には時差は無いということになる。

モンゴルは、70年間の社会主義時代を経て、1990年に「モンゴル国」に生まれ変わった。人口はわずか250万人だが、国土は日本の4倍の広さを持つ。250万人の内、100万人が首都ウランバートルに住む。ウランバートルとはモンゴル語で「赤い英雄」を指す、社会主義時代につけられた名前だ。

内モンゴルと言われる場所は中国領になり、外モンゴルと呼ばれる場合はモンゴル国になる。モンゴル国は、中国とロシアにはさまれた場所にあり、海にはまったく面していない。国土の大半は草原の大地で、山は赤茶色の岩肌を見せ、樹はほとんど生えていない。とにかく見渡す限りの大草原だ。南の中国領との境にはゴビ砂漠が広がり、北のロシアとの境はタイガになる。

主な産業は牧畜であり、5大家畜と呼ばれる「羊、山羊、馬、牛、ラクダ」を飼っている。餌になる草をもとめて移動を繰り返すため、住居は「ゲル」という簡易テントが用いられる。

ちなみに「パオ」と呼ばれるのは内モンゴルにおいての中国語読みで、モンゴル人は「ゲル」と呼んでいる。

ゲルは木の骨組みに厚みのある羊のフェルトをかぶせ、表面を白い布シートで覆うだけの簡単な構造で、天井には明り取りと、薪ストーブの煙突を出すための穴が開いている。組み立てに2時間、撤収には1時間あればいい。内部は清潔で快適な空間が広がっている。