横木安良夫さんのブログにオリジナルプリントの販売についての記述がある。http://alao.cocolog-nifty.com/the_eye_forget/2005/04/post_b817.html
近頃写真プリントの販売のことを考える機運が高まってきている。日本写真家協会の会報にも細江英公氏が現在のマーケットの動きについて解説していた。
それによると、近年オリジナルプリントの値段は上昇し続け、数千万円単位での売買が行われているものもある。シンディシャーマン、トーマスルフなどは評価額をはるかに上回る額で取引され、日本の作家でも杉本博や荒木径推がオークションで高い評価を得ているそうだ。
つい最近オークションで、ロベルト・ドアノーの「市庁舎前のキス」が2千万円で落札されてニュースになった。
しかしあれは「写真家ドアノーとモデルになった女性本人のサイン入りの一点もの」という希少性につけられたもので、作品自体に値段がついたものではなかった。
なぜ、認知度の高いドアノーの作品より、一般にまったく知られていない作家の写真が高値で取引されるのか?