昨日の撮影の上がりを確認したら、雑誌表紙用にとハッセルの100ミリで撮った3本の内、2本が真っ白に露出オーバーになっていた。
普通ならあわてふためくところだが、そうなっている予感があったので冷静だった。最後に確認用に撮ったポラロイド2枚のうち、1枚が真っ白になっていたからだ。どうも絞りが指定の位置まで絞り切れていなかったようだ。
もっとも他のレンズでも撮っていたし、35ミリカメラでも撮ってあったのでなんとかなる。それでもこれがメインと決めていたカットだけにがっかりした。
ハッセルは本当によく壊れる。100ミリはついこの間修理したばかりだというのに。今日もワークショップで使っていたら120ミリのシャッター羽が外れてレンズ内に落ちた。ハッセルのレンズでよくある故障だ。知らずに何枚かポラを切って「へんだなー?」とレンズ内を覗き込んだら羽がプラプラと揺れていた。
こんなにも故障が多いのにどうして使っているかといえば仕上がりがいいからに他ならない。特にプリントした時の気持ちよさは何物にも変えがたい。
だからよく使うレンズを小刻みに80、100、120、150と揃えておいて故障に備えている。ボディもモーター付きと手巻きと2台用意する。マガジンも複数用意して同じカットを撮り分ける。リスクを出来るだけ分散させるのだ。
今日のワークショップは先週撮影したテーブルトップフォトのプリント。モチーフとなったピーマンやカメラのの微妙なトーンに四苦八苦していた。最後に仕上がった完成プリントにサインを入れる。これで五割がた見栄えがよくなる。それにしてもプリント2回目とは思えない美しい仕上がりになった。
僕の学生時代のプリントよりずっときれいだ。なんか釈然としないな。