36期募集、土曜日午前、日曜日午前残り若干名。

GW初日はいい天気だった。

清澄白河TAPギャラリー 村越としや写真展「あの日からずっと」。
作者は福島県須賀川の出身で、写真集や写真展の撮影場所の多くが福島県だ。
須賀川は今回の震災では直接の被害より、その後の原発の2次被害に苦しんでいるそうだ。
今までの作品をギャラリーいっぱいに並べ、販売した作品の代金を義援金にするとあった。
11×14の35ミリの作品を購入。4万円だった。
ずっと彼の作品は欲しかった。いいきっかけになった。
フォルテのウォームトーンに焼かれていている。深くて濃いトーンだ。
山間に集落が見える。米沢と同じだ。須賀川と米沢は地理的にも近い。

冬青に6月の写真展の打ち合わせ。DMができていたので受け取る。
作品は一通り焼いたのだが、来週もう一度撮りに行く。

3月、ちょうど地震の時に展示をしていた染谷さんの作品「カルカッタ」をもう一度見せてもらう。
一度見ていて会期中にもう一度行こうと思っていたのだが結局かなわず、特別にギャラリーにお願いしていた。
1998年のプリントでエディションは1/1。つまり一点ものだ。印画紙は、どうもエクタルアのようだ。
一緒に見に行った妻と悩む。
4点の候補の中から1点、洗濯物のプリントに決めた。6万円だった。
染谷さんも冬青で行った時の作品をすべて義援金に回すと表明していた。

作家が作品の売り上げを全部寄付するということは、サラリーマンが給料を全部寄付するということだ。

そんな村越さんや染谷さんの生きづらい生き方が好きだ。
そう思えるから、その作者が作ったものがいとおしいと感じられる。