ワークショップ31期募集中

ワークショップ2B31期募集は、午前の部は終了。後は午後の部のみの募集となります。

俳優の寺島進を隅田川沿いで撮影。雑談の中で「妻の実家がこのすぐ近くなんです」と話したら寺島さんが「エッ、俺も!もしかして小学校も一緒?」聞けば彼の家は妻の実家の本当にすぐぞばだった。でも今までそんな有名人がいるなんて妻から聞いたこともなかったな。

撮影の後、静岡に泊りがけでタンカーの撮影にいく予定だったのだが、船のスケジュールが遅れ、急遽中止になった。撮影スタンバイ状態になってから中止になると、心身ともにガタッと疲れる。

ちょうど21日の夜は東京都写真美術館で「出発-6人のアーティストによる旅」展のオープニングレセプションがあり、参加作家の内藤小百合から招待券を貰っていたので出かけることにした。

ちょっと早めに行って6人の作品を見る。尾中浩二から始まってさわひらき、百瀬俊哉、石川直樹、百々武、最後に内藤小百合だった。ほぼ個展レベルのブース構成で見ごたえがある。

石川直樹はやっぱり作品に華がある。これは持って生まれたとしかいいようのないもので、スター性を強く感じる。それと内藤小百合の作品もプリントサイズとブースの大きさが合っていて、以前個展でやったときの展示に比べはるかに面白くなっていた。この二人の展示はたくさんの人に受け入れられるだろう。

パーティで写真家の有元さんと会った。百々さんのことを有元さんは小さい頃から知っているという。僕は内藤小百合が展示活動を始めた頃から知っている。有元さんが「お互いなんか先を越されましたね。旅で呼んでもらえないのは悔しいですよね」とお互い「旅」を撮るものとしての無念を分かち合う。

やっぱり美術館での展示というのは写真家としてのひとつの目標だと強く感じた。

3階でやっていた木村伊兵衛ブレッソン展も見ることができた。レセプションが始まる前で誰もいない館内でゆっくり見ることができた。二人は親交があったというが、それがよく分かる。かなり近いものをお互い感じたことだろう。言葉が通じなくても写真を見せ合えばすぐに分かる。僕の写真は二人の影響が強いことも感じることができた。