肉じゃが、なすの揚げびたし。

木曜には「東京人」の続きで牧野太郎記念館から調布の武者小路実篤邸へ。

いい天気を越して暑いくらいだった。初夏の気温だ。風邪でグズグズいっている身には陽射しがこたえる。でも撮影する分にはこれ以上ないほどの天気だ。

武者小路邸は敷地1500坪!自分の家の中に沼があって鯉や水鳥が遊ぶ。竹林や雑木林が周りを囲んでいる。さすが「武蔵野」だ。

金曜日、柔道家吉田秀彦の撮影。眼が鋭い。格闘家の撮影になるとついついアップになる。2カットを撮る。

暗室に戻った後、2Bで今まで撮った東京人のポジの整理。35ミリ、ブローニー合わせて80本、シノゴ20枚。あまりのカット数に、赤丸をつけていくだけで朦朧とする。アシTと黙々と切り出す。8時半にようやく終了。

土曜日、ワークショップ4期の最終回。講座が終わった後、2B内で昼食会。ささやかな打ち上げ。昼間のビールはなんでこんなにうまいのか。

受講生のメールから「1年程前からモノクロのプリントを始めて、あまり他人に見せることなく一人で焼いて一人で見つめていました。持ち帰った封筒を開けて、感度分のf16のことやグレースケール、他の受講生の写真など今までの講座を思い出しながらプリントを眺めていると、なんというか、一歩踏み出せたような気がします。写真って面白いんだなと、ますます感じるようになりました。ありがとうございました。」

日曜日、暗室開放の日。朝の準備から後始末までずっと忙しい。プリントをしたのは7人だったが遊びに来た人も含めると12人くらい2Bに集まった。写真をブックにまとめている人が多く、他の人に見てもらういい機会になっている。終了後イスラエル料理屋へ流れる。

家に帰ったらコダックフォトサロンから封書が届いていた。2月末に応募していたのだ。

「選考委員会にて厳選なる審査を行いました結果、多数の応募作品の中より、貴殿の作品が選考されましたのでご通知申し上げます。」

11年ぶりにコダックで写真展を開けることになった。題材は今まで撮ってきたポートレート集だ。日程は後日連絡とあった。9月だといいなあ、