「まさかのα7Ⅳ?」 続く、、

朝 卵とキャベツの雑炊

昼 のり弁

夜 手羽元の野菜煮、山椒のレンコン炒め、キャベツとリンゴのサラダ、玄米

写真集印刷2日目。とてもスムーズに進行した。印刷は謎のムラだったり、色転びなど一度問題が出たりすると、解決に時間がかかり、現場が徐々にピリピリし始めて控室での口数が少なくなるものだ。でも今回は終始和やか。2月上旬の配本が楽しみだ。

写真集を1冊作るのには、撮影だけではなく編集、デザイン、印刷、製本と手間と時間が膨大にかかる。かといって大きな利益が出ることはない。それでも作りたいのだ。「2BChannnel」では、これまで作家の話は色々と聞いてきたが、今年は写真集を取り巻く人たちのインタビューをしていきたいと思っている。

印刷所からは、車で中野駅にまで送ってもらった。数ヶ月かかった仕事がひと段落して、気持ちが晴れやか。そのまま駅裏にある「フジヤカメラ」に寄ってみた。ここ最近、僕の周りではソニーのα7Ⅳの話題で盛り上がっていて、友人も数人購入している。30万円と普及機並の価格で、7Ⅲよりも動画性能が飛躍的に上がっている。触らせてもらったら確かにいい感じ。でも欲しくても物がない。今予約しても早くて4月。中古品が新品より高いところもあるみたいだが、都内の目ぼしいお店で検索してもどこにもない。そのことは事前に知っていたので冷やかしに「ソニーα7SⅢの中古はありますか」と店員に聞いてみたが「新品も中古もございません」。でしょうね。ついでに「まさか7Ⅳはないですよね」と聞いてみたら「少々お待ちください」と店員は奥に消えていった。続く。

<2014年1月14日の日記から>

里芋と山芋の煮物。韮饅頭。

成人の日の12日はローライワイドFWを持って散歩に出かけた。
江古田の町を歩いた後、バスに乗って中野へ。成人式帰りの若いもんがたくさんいたが、男はチンピラみたいだし、女は安場のホステスのように見えてしょうがない。騒いでいる集団を見るとちょっと怖い。ワイドローライといえば 定価59万8千円、金属フードが別売で4万3千円もする超高級機である。65万円といえば40型のプラズマテレビや軽自動車が新車で買える値段だ。それなりのものでなければ納得がいかない。なのにファインダーのスクリーンはお世辞にも見やすいとはいいがたい。ローライを使っている人、数人に見てもらったら全員が全員このスクリーンは見づらいと指摘した。中央がスプリットイメージになっているのだが、これが見づらさの一因になっている。それと視度補正のレンズが欧米人ようにプラスにふってあり、近視ぎみの日本人には合わないのもある。巻き上げはゴリゴリと硬い。現行のFXはそんなことはないので貸出機の固体差かもしれない。が、これが買ったものだったら60万円も出してゴリゴリでは悲しくなる。
しかしそれを補ってあまりある魅力はあった。ワードローライでしか表現できない世界は確実にあるのだ。縦長のフォルムは手になじむし、広角50ミリを装着している割には驚くほど軽い。シャッター音は小さく、町に溶け込む。もしこれを買うなら、スクリーンを全面マットに変え、視度補正レンズは-2をつける。これで多少は見やすくなるはずだ。誰もが必要とするカメラではないが、これでなければならない場面もある。後は60万円をどこで工面するかになるわけだ。