相談料は海産物

朝 リンゴ、人参のポタージュ

昼 うどん、茹で卵

夜 人参のキンピラ、大根と里芋の白だし煮、手羽先のクミン炒め、ジャコともみ菜炒め、玄米、

妻と共有しているGoogleカレンダーの7日の日付けに、何週間も前から「13時うち」と予定が入っている。妻が書き込んだのだが、全く覚えてないという。どこからも連絡がないが、もしかしたら誰か来るかもしれない。なので予定も入れずにふたりして13時にリビングで“誰か”を待っていた。結局何事も起こらず、誰も来ず。なんだったんだろうなぁ? 

午前中に知り合いから新作の相談をZOOMで受ける。1時間半ほど、作品のタイトルについて二人で考えた。ネガティブではなく、すべてを言い切らず、英訳しても意味が通り、プレゼンするときにネタになるもの。新作が根源的なことがテーマなので神話、宗教の知識を総動員した。しっくりした言葉が出てきたら作品はほぼ完成になるのだが、ここで産みの苦しみがあるわけだ。彼女がまさにその最中。最後に展望が見えたようだったので終了。相談料として、海産物を送ってもらえるということになった(笑)

僕は僕で松本市の写真集のテキストを書かなければいけない。800字弱を30分くらいで書いて妻に渡す。妻はライター兼編集者なので、僕の文章はすべて見てもらっている。勢いで書いたものをいいように直してもらうわけだ。実はこの日記もそうだったりするw

<2009年12月9日の日記から>

お赤飯って久しぶり。

10年前くらいに一緒に雑誌の仕事をしていた友人に子どもが産まれ、お宮まいりの写真を撮って欲しいと連絡があった。彼は以前ファッション雑誌のディレクターをしていて、奥さんはそのとき彼のアシスタントだった。よく働いて、いつも笑顔だった印象がある。久しぶりに会う彼女はびっくりするくらい母親だった。なんだかドシッと落ち着いた感じというか、太ってるわけじゃないよ(笑)  “母親になる”とよく言われるが、それを目の当たりにした気分だ。
桜新町の小さな神社で、生まれたばかりの子どもと彼ら夫婦そして両祖父母、一家全員を撮影した。仕事ならデジタルカメラで撮るところだが、ここはやっぱりハッセルで撮ることにした。四角いフレームの外に溢れるような幸福感がそこにあった、なんだか書いていて気恥ずかしいのだが本当にあったのだ。撮影していてものすごく気持ちがいい。撮りながらつくづくいい商売だなあと感じていた。自宅に招かれてお祝いの料理を一緒にいただいた。彼の父親、つまりお爺さんになるわけだが本当に楽しそうだった。孫って嬉しいんだろうな。あと20年長生きして大学の学費を出したいと言っていた。望まれて生まれて祝福の中に育つ。昔はこういう典型的な幸せが苦手だったが、自分も年を重ねたということかね。今日は体の芯までお酒が回ったようだ。