ルデコジャック終了

朝 天草のカマス、納豆、半熟卵、白米、味噌汁

夜 「太田」

11時のオープン前に友人が来たのでギャラリーツアー。6階のFovion展を見せたら「これはすごい写りだ」と驚いていた。

彼は映像の専門家なのだが最近写真の面白さに目覚めてしまったようだ。僕は写真の話から、彼は映像の話から物事を見ているから。どこが同じでどかが違うかを考えることが増えた。

彼もエプソンのプロジェクターを使っているので設定の保存を教えてもらう。ちゃんとマニュアルに書いてあった。でもけっこうみんな悩むようだ。マニュアル読まないと絶対にわからない仕掛けになっている。地下では2016年と2017年にアルルフォトフェスティバル期間中に上映していた屋久島フォトフェスティバルの動画を流していた。何度も何度も見たけど、まったく飽きない。フランスの作家が作ったものだが、音の使い方が本当にうまい。

さて、ルデコジャックは無事終了。たくさんんの方に来ていただきありがとうございました。今年も楽しかった。久しぶりの人と声を交わすことができるのはルデコならでは。また来年も続けます。

<2012年11月29日の日記から>

暗室の結露が嫌で暖房をガスストーブからデロンギにしたのだが寒くて断念。手がかじかむ。

北井さんのレセプションの次の日は、大学時代の同級生のオープニングパーティー。中島恵美子写真展 「遥かなる旅 12ー解放の調べー」「12」っていうのがすごいね。今回は写真集出版記念の展示だ。彼女も冬青から出している。今年は僕を含めて同級生が4人も写真集を出した。同期は100人だからかなりの高確率だ。中島と僕は「写真基礎コース」で一緒。同じ出版社から写真集を出せるなんて感慨深いわけだ。毎年のようにやっている彼女の個展はいつも同窓会のようになる。僕らの代はカメラマンになっているものがほとんどで、珍しい代だそうだ。時代が良かったせいかもしれない。50歳過ぎの老眼の進んだカメラマンの話題は動画。昨年の確定申告は動画の方が写真より上回ったとか、フルサイズよりもフォーサーズのほうが動画は扱いやすいとか。

実は僕は動画の仕事の経験がない。この「ちょっと焦る」感じは10年前デジタルが普及し始めた頃とよく似ている。経験者の友人は「すぐに慣れるよ。ムービーの人間がスチール撮るよりスチールの人間がムービー覚える方が全然楽」と言う。

そんな時代に僕はモノクロプリント。もちろんアナログ。写真展で売れた作品を焼かなければならない。エディション1のものは展示作品をそのまま販売するが、複数売れたものは作り直す必要がある。今回は26枚売れたうち、複数のエディションになったものは7カット。一番人気はエイトバイテンで撮ったプルーンで4枚。ファーストプリントで焼いたようにもう一度焼き直すのはかなりしんどい。こんなことなら始めからちゃんと複数焼いとけばよかったと毎回思う。次こそは計画的に。