ユージン・スミスと青い壁

朝 さつまいもと大豆シリアル

昼 玄米チャーハン

夜 「太田」で和食


写真家ユージン・スミスがジョニー・デップ主演で映画化され、9月末から公開される。

それに合わせるようにお茶の水の「ギャラリーバウハウス」でユージン・スミスの写真展が7日から開かれている。

http://www.gallery-bauhaus.com/top.html

初日に見に行ったのだが。なぜフィルムと印画紙でこれだけの情報量が出せるのか不思議でしょうがない。

ユージン・スミスのモノクロプリントは印刷では絶対にわからない。何度か美術館で見ているがその度に驚く。

それが今回の展示では70点もまとめてみることができる。文章でプリントの凄さを言ってもしょうがないので、これは見に行くことをお勧めします。地方から出てくる価値があります。

そしてギャラリーだからプリントを買うこともできる。それが彼自身のプリントにもかかわらず20万円から40万円なのだ。映画化されるほどの作家の代表作プリントが40万円で買える。他のジャンルでは考えられない。


2年前にYoutubeで配信を始めてから、ずっと部屋の壁を塗りたいと思っていた。

そしてついに部屋の一面を濃い青緑に塗った。今回はひとりで。リビングと玄関の壁を友人に手伝ってもらって塗った経験から、養生さえしっかりすれば大丈夫だということがわかったのでチャレンジしてみたのだが、なかなかいい感じに仕上がった。

水曜日のライブ配信は今までとちょっと違ったアングルにしようと思っている。

 

<2017年9月8日の日記から>

エリックの写真集に「明天会更好-明日よくなる」というのがあったなあ

月曜日までそこにいたのに。

朝起きても家の中は静かだ。家の中にいると、特にひとりでいるのが辛い。妻と美術館やギャラリーをはしごする。食事も外食ですます。娘も仕事から家に帰って来たくないという。

脳は開いた穴を、なにか物質的なもので埋めようとするようだ。妻は携帯を変え、僕は前から気になっていた富士フィルムのスクエアチェキを買った。

6.2センチ角の正方形チェキのプリントは、6センチ角のローライで撮ったカラーベタのサイズとほぼ一緒。馴染みがある。

こういう時はネットショッピングではダメで店舗で買わなくてはならない。新宿ヨドバシに行って価格交渉をして買うことを楽しんで手に入れた。

すぐに喫茶店に入り箱からカメラを取り出してセッティング。フィルムを入れて向かいに座る妻を撮ってみた。暗い店内なのにとても発色がいい。ちょっと広角な画角も使いやすいし、かなり寄れる。でも感度は固定式のようで、そんなに高くない。

デジタルカメラとインスタントカメラのハイブリッド(古い表現だなあ)で400万画素のデータが残る。そのくらいで十分だ。16ギガのメモリーを入れれば1万5千枚撮れる。カードの交換とか消去とかしなくていい。

家に帰ってチェキを触っていると「ああ、もっと早く買っておけばあいつを撮れたのになあ」とまたメソメソするのだった。