ガレージで炭をおこして朝は鮭、夜は肉を焼く。

ゴールデンウィーク。いい天気だ。

と言っても別にどこか遠くへ行く予定はないので、近場で妻と渋谷に「ソールライター展」を見に行く。

昨年、ライターのドキュメンタリー映画を見た。仏頂面のおじさんが達観したように「そんなの別にいいよ」と言った具合にインタビュワーの質問をはぐらかすように喋る。

その彼が一度だけ表情が変わり前のめりに話すシーンがあった。先に亡くなった奥さんの話だ。後悔念が強く出ていた。

今回展示のタイトルは「Early Color」。ソールライター調というべき60年代のコダクロームフィルムのカラー写真。

と思っていたら初期のモノクロ写真と晩年のドローイングがとてもよかった。彼が表紙を撮ったハーパスバザーも展示してあった。いい色してる。今の雑誌よりもいい感じだ。

見終わった後、東急で草間彌生展の案内が出ていた。覗きにいったら催事場ではなく画廊での展示販売だった。

ちょっと敷居が高いけれど中に入ってみると草間彌生の他にも白髪一雄や村上隆、アンディ・ウォーホールといった作家のシルクスクリーン作品も販売していた。

20x30センチくらいの草間彌生直筆作品が2800万円のプライスが付いていた。 小さなシルクスクリーンでも数百万円。売れているものも多かった。香港のアートバーゼルを見に行った時も草間彌生は多くのギャラリーが扱っていた。

渋谷から恵比寿に移動してTOPギャラリー山崎博展。太陽の軌跡を撮ったシリーズが有名だが太陽が水平線と平行に移動している写真はいつ見ても不思議だ。

10年前くらいにあるギャラリーで山崎さんの写真を前に友人と、「太陽が水平線と平行なのは別撮りなのではないか」などと言っていたら背後から山崎さん本人が現れて一言「違うよ」。

なので今でも謎のまま(笑)