ノスタルジーのことを書いたら、面白い記事を教えてもらった。
NYタイムズのサイトでのノスタルジーについての科学的な検証についてだ。http://www.nytimes.com/2013/07/09/science/what-is-nostalgia-good-for-quite-a-bit-research-shows.html?_r=1&
これを読んで驚いたのが、欧米においてノスタルジーはつい最近まで長い間「悪魔の神経症」と呼んで病気と考えれていたことだ。
過去を振り返ってばかりいてどうする?ということらしい。たしかにノスタルジーは戦意を損ねるから邪魔なわけだ。
ところが最近の研究でノスタルジーはむしろ良い影響を与えると認識されるようになったというのだ。でもこれは研究者の間ではということだから一般的には浸透していないだろう。
日本人はノスタルジー好きだと思う。
昔から郷愁大好き。文学の題材にもってこい。石川啄木なんて郷愁そのものだ。
欧米と日本においてこんなにノスタルジーについての捉え方が違うと知って驚いた。
記事中で寒いところにいるとノスタルジーが高まるとあって笑ってしまった。なるほど東北とノスタルジーは相性がいいわけだ。
これを読んでこれからはノスタルジーで行こうと思った。ノスタルジーは作品を作る上で欧米との「差」となって現れる。
ぼくは差が一番大事だと思っている。
「ところかわれば」と言うが、ノスタルジーについてこれほどの差があるとは。
僕の今年の流行語大賞は、間違いなく「ノスタルジー」で決まりだ。