ワークショップ35期募集中です。

ワークショップ35期は現在、午前5名、午後2名の応募状況。女性が多いような気がする。毎回前半の伸びは女性が多く、最後に男性が駆け込むという感じ。

ワークショップ内ワークショップとして『ビューイング』というものがあって、今月23日には尾仲浩二さんにお願いした。

尾仲さんと僕はひとつ違い。彼のほうが上だが同時代を生きてきたことになる。でも全然別の世界を生きてきた写真家だ。

尾仲さんの話を聞いていると常に「反対」のことをしようと試みている。それはずっと師として慕ってきた森山大道からの親離れにも見える。

なぜカラー作品になったのか?という質問にも「これでもう森山さんぽっいと言われなくてすむ」と言っていた。

尾仲さんの書く文章はとてもいい。http://daysphotopress.com/ その時代のリアリティがにじみ出ている。写真家の多くは文章を書く。何の訓練も受けていなくても、体験や経験だけは豊富だからそれを出してくればいい。それに写真家は意外と本好き。よく読んでいる。僕はこのエッセイをiphoneに取り込んで繰り返し見ている。

貧乏は買ってでもしろ、と言うがあの頃は風呂無し4畳半アパートなんて普通だったし、電話がなくても誰も持ってないから困らなかったし、若いうちはそういうもんだと思えていたから貧乏だとは誰も思ってなかったんだよ。

このエッセイ、どこかで本にならないかな。その時代の写真をつけて、ちょっと粗悪な紙でザラっとした感じの本がいいな。できれば小さめの本で。どこかに行くときにカバンに入れられるくらいのサイズで。

エイ出版で文庫にならない?