『渋谷を写真でドキドキさせようプロジェクト』開始

デジタルカメラマガジン』と『PHaT PHOTO』が主催する『渋谷を写真でドキドキさせようプロジェクト』が今日から渋谷西武デパートB館8F と5Fのオルタナティブスペースで始まる。

これはデパートに写真を展示しようという試みで、8Fはプロの写真家が、5Fは両雑誌から選抜された人達が毎週1対1で展示し、それが3週間続く。そして一般投票が行われ、得票数が多いほうにはリコーのGXRが贈呈されることになっている。いってみれば写真バトルだ。

僕はデジタルカメラマガジン月例コンテストの審査をやっていることから、デジタルカメラマガジン側のサポートをすることになった。セレクト、プリント、キャプション等のお手伝いだ。

デジタルカメラマガジンは『GANREF』というwebコミュニティから、PHaT PHOTOは『御苗場』といういうところから参加作家が選ばれる。

デジタルカメラマガジンから選ばれた3名を先月末に召集し、まずは展示場所となる渋谷西武を見に行った。現場の図面は渡されているが、実際に場所を確認しないと展示サイズや枚数のイメージは湧いてこない。だから関西からの参加者もいたが視察は参加するにあたっての必須条件とした。

その後昼食をかねて打ち合わせをし、どのような展示にするかを話し合った。参加者は3人とも本格的な展示の経験がない。対して御苗場は展示を目的としたイベントだ。両者にはかなりの経験の差が出てしまう。

僕は写真を一般投票で優劣を決めるのには抵抗がある。自分自身は広く多くの人へではなくて、狭く深くへのアプローチを考えているからだ。

しかし、負けていい勝負事はないとも思っている。参加者には「絶対勝つつもりでやってほしい」と伝えた。3人には今まで僕が経験したプリント、展示のノウハウを直接伝えた。その結果の出来上がりは満足している。

昨日深夜、第1回目の搬入が終了。何もない壁が作品が展示され、別のものに変わっていく様は何度やっても面白い。

自分の展示ではないが気になってしょうがない。14日日曜日午後3時からは僕も参加するトークショーが開かれる。そこで第1回目の結果が発表されることになっている。

果たしてどのような結果になるか。是非おいでください。