トマトだけのパスタ。

高橋社長のブログhttp://tosei-sha.jugem.jp/?eid=166で見ることを薦めていた銀座ニコンサロン小栗 昌子展「トオヌップ」に行く。彼女は一昨年「百年のひまわり」でビジュアルアーツ大賞を受賞している。

「百年のひまわり」と同じところだろうか、どこか東北の風景だ。米沢よりもっと北の感じがする。知らないおじさんがこっちを睨んでる。懐かしい故郷なんてもんじゃなく、リアルな生活が写っている。

全然上手じゃない。プリントだって学生っぽい。でも見てしまう。滲んだハイライトが印象的だ。

こういった写真にありがちなベタベタした関係性がない。ちょっと相手と距離を置いている。押しつけがましさの無い写真は見るもののイメージを膨らませる。

いいもの見て足取りが軽くなったのでそのまま東京駅大丸デパートへ。「20世紀の巨匠たち」をやっている。招待券をもらっていたのだ。

出だしのルイス・ハインを見て写真史の教科書を思い出した。ベタなチョイスだが楽しめる。ユージン・スミスを見ているとサルガドはここから来ているのかと納得。

おまけ展示の「20世紀、15の瞬間」が面白い。