先月冬青で写真展をやっているときにずっと在廊していた。ギャラリーには写真展を見にくる以外にもさまざまな人がやってくる。
写真集や写真展の打ち合わせは、ほぼ毎日に近い。新人作家の持ち込みも多い。高橋社長はギャラリーを出たり入ったりと忙しい。常にギャラリーを守っているのはキュレーターの笠さんだ。
社長と笠さんがいるときに来年のギャラリーの予定を聞いたら、まだ一月分決めかねているということだった。話しているうちに社長が「笠さんに全部まかせるから」ということになった。
社長は、笠さんがこれからずっと付き合っていけるような作家を探すこと。ただ写真展をやりたいという人じゃなくて、これからずっと写真家として責任を持って生きていける人。作品を積極的に販売する気持ちがある人。一ヶ月の期間中最低でも10枚は売れる自信のある人。冬青は写真を販売して成り立っている、メーカー系のギャラリーとは意義が異なる。そこを理解できる人。デジタルではなく、銀塩でプリントを作っている人。と多くの注文を出した。
そこで作家発掘のためのポートフォリオレビューを行うこととなった。詳細は冬青のサイトから。
http://www.tosei-sha.jp/TOSEI-NEW-HP/jpg/NEWS/2012/p-review.pdf
僕は高橋社長と出会って人生が確実に変わった。笠さんはどんな作家と出会うのだろうか。